最近では「顎が細い」という方が、男性女性共にどんどん増加しています。
実はこれには「ある理由」があります。
そして、悩める細い顎をカバーするために色々な工夫をするのは大変です。
そこで、髪型だけでもカバーできる方法を髪の毛のプロに聞きました。
ある理由とカバーできる髪型を詳しくお伝えしていきます。
顎が細いのは「食べ物」が原因!?
近年、顎が細い方が急増しているのには理由があります。
その内の1つが「食べ物」になります。
今の日本で、食べられないものがないというくらい食が豊富になっています。
どこに行っても「和・洋・中」すべてのものを食べることができます。
他国の文化が伝わるまでは「和食」のみでしたので、ここまで贅沢な食事はできませんでした。
そして、洋食や中華が日本でも食べられるようになってから「あること」が起きています。
それは、出てくる食事が「柔らかいもの」が多くなったということです。
柔らかいものばかり食べていると、顎の筋肉がつかないので噛む力がなくなってきます。
男性でも、柔らかいものを好む方も結構います。
そのような方は、噛む力がなくなり顎も細くなってしまっている可能性があります。
また、顎が細くなるのは、他にもたくさんの原因が考えられます。
もう1つの原因をお伝えします。
「家庭環境」も顎が細い原因の1つ
食べ物が1つの原因とお伝えしましたが、その他にもたくさんの原因が考えられます。
もう1つは、育った環境によって変わるということです。
生まれた時にはお父さんやお母さんがいて、赤ちゃんの時から育てられます。
この家庭で「どのような育てられ方をされたのか」によってそれぞれ変わります。
性格や人格も家庭環境によるもので変化します。
そして、顎が細い原因はここにも大きく関わってきます。
例えば、食べ物なども「柔らかいもの」を毎日出されたらどうなるでしょうか?
上記でお伝えしたように、どんどん顎が細くなってきてしまうわけですね。
さらに、食べるときに「よく噛まない」で飲み込んでしまう方もいます。
よく噛むことで、顎も徐々に鍛えられていきますので意識すると良いかもしれません。
男性でも女性でも、顎が細いことでお悩みの方もいるかと思いますが、実は病気になる可能性もあります。
では、その病気とはどんなものなのでしょうか?
顎が細いと顎関節症になりやすい
顎が細い方は、噛む力が弱かったり筋肉が弱くなったりしています。
そのような方は「顎関節症」に注意しましょう。
個人差があるので、絶対に顎関節症になるとは言い切れませんが、可能性はあります。
成長過程の子供などに多く見られますが、大人でもなってしまうようです。
筋肉が少ないことが原因で、顎に負担がかかってしまうことでなりやすくなります。
筋肉を鍛えるには、よく噛んで食事をすると良いでしょう。
その他にも、適度に歯を食いしばったりするだけでも鍛えられたりします。
男性・女性共に顎が細い方は、顎関節症にならないように気をつけたいものです。
原因は他にもたくさんありますが、ここではこのくらいにしておきます。
では、次に顎が細いと「見た目」を気にして悩んでいる方ですね。
髪型で見た目をカバーすることができますので、お伝えしていきます。
顎の細い男性に似合う髪型とは?
顎が細い方のお悩みは、見た目が若干「貧相」に見える場合があります。
これは、輪郭がスッキリしすぎていて痩せて見えてしまうからですね。
痩せすぎているとあまり良いイメージを与えずに、マイナスに見られる場合が多いです。
男性はやはり、シャキッと男らしく見られるほうがプラスなイメージです。
では、貧相でマイナスな印象を与えないようにするためにどんな髪型が似合うのでしょうか?
顎が細いと、顔だけで見ると形が「逆三角形」に見えてしまいます。
もし、おでこが広い方などは特にこの「形」をカバーする必要があります。
逆三角形の場合はトップ(頭のてっぺん)のボリュームが出にくいです。
このボリュームを出すだけで逆三角形をカバーすることができます。
逆三角形は、上の方が真っすぐになっていますので上に角(山)を足すイメージですね。
これだけでも見た目が全然変わりますのでオススメです。
しかし、さらにカバーするべきところがあります。
顎ラインをハッキリ見せない男性の髪型
顎が細いということは、顎のラインが「とがっている」ようなイメージです。
そのイメージを持たせてしまう髪型というのがあります。
それは、髪の毛をスッキリしすぎる「ベリーショート」です。
ベリーショートの場合、後ろの毛をスッキリさせます。
しかし、スッキリさせすぎた時に正面から見てみると髪の毛があまりありません。
正面から見て、髪の毛がないと顎ラインだけが異常にハッキリしてしまいます。
そう見られないようにするためにも、襟足を少し残した髪型にすることをオススメします。
例えば、襟足を残して少し跳ねさせたりするのも良いです。
なぜかと言いますと、正面から見た時に跳ねている部分に「目線がそれてくれる」からです。
顎の輪郭よりも、髪の毛の跳ねているほうを見てくれるため細いところをカバーできます。
ベリーショートではなく、襟足を残したショートヘアにすると良いでしょう。
しかし、男性の方は仕事の関係上ベリーショートにしないといけない方もいるでしょう。
そういった方は、襟足を残せないという場合がほとんどだと思います。
では、ベリーショートではカバーできないのでしょうか?
男性のベリーショートでもある程度カバーできる
先ほどは襟足を跳ねさせることで顎のラインをカバーできるとお伝えしました。
しかし、襟足を残せない男性はどのようにしてカバーすればいいのでしょうか?
これには、美容師さんの技術が必要になります。
ベリーショートの場合は、逆三角形をより目立たせる可能性があります。
そのため、単純に短くすれば似合う髪形にはなりません。
そこで、気を付けることがウエイト(髪の毛の重さ)をどこに残すかということです。
このウエイトを間違えてしまうと、おかしな髪型に見えてしまうのです。
では、どこが1番最適なウエイトなのでしょうか?
ウエイトは「顎のラインの延長線上」に持ってくるのがベストです。
これがズレるだけで、かなり顎ラインが強調されます。
例えば、耳から上の部分を真上に刈り上げたとします。
形としては、下の角を延ばした「ホームベース型」に見えてしまいます。
そうすると、角がたくさんあるように見えるので顎のラインも強調されやすくなります。
逆に、耳より上(厳密にはもみあげから)の部分を顎の延長線上にボリュームを残してみたとします。
そうすると顎のラインと髪の毛が同化しているように見えるので、不思議と目線は顎に行きません。
これは、目の錯覚で顎ラインをぼかすようにするテクニックになります。
上手な美容師さんはこういうところも意識して切っているのです。
さらに、トップにもボリュームを出して自然な丸みのシルエットにすることでカバーできます。
つまり、男性のベリーショートでも襟足を残すようなショートでもどちらでも似合うということですね。
顎が細いとお悩みの方は、髪型でカバーしてみてはいかがでしょうか。
顎が細い方は病気に気を付けて、髪型で見た目をカバー
今回は、顎が細い方のいくつかの原因と似合う髪形についてお伝えしました。
全てが当てはまるとは言い切れませんが、病気にもなる可能性もあるので顎を鍛えておきましょう。
そして、髪型で見た目もしっかりとカバーできます。
美容師さんに上記の技術をうまく使ってもらいましょう。
ぜひ、参考にしてもらえればと思います。