髭剃りの刃はその捨て方で大丈夫?その処理方法をご紹介!

男性の皆さんにとって、日頃の身だしなみには髭剃りが欠かせないですよね。

不要になった髭剃りの刃は、皆さんどのように処分していますか?

刃がむき出した状態で、不燃ごみの袋に捨ててはいないでしょうか。

また、それに加え、電気シェーバーの処分に困る方も少なくないと思います。

そこで、この記事では、髭剃りの刃や電気シェーバーの捨て方について、詳しくご説明していきます。

髭剃りの刃の捨て方を知る前に!髭剃り刃の交換目安は?

髭剃りの刃の捨て方を知る前に、まずは、カミソリ刃の交換目安を知っておきましょう。

カミソリのタイプには、替刃式と使い捨て式の主に2種類があります。

その中でも、現在主流になっているのは替刃式で、電気シェーバーとは違い、交換して使っていく消耗品でもあります。

替刃式の寿命としては、1日1回を目安に使った場合、長く使えても約2週間が限度とされています。

しかし実際、刃の交換をせずに少なくとも1ヶ月使い続けている方が、なんと8割以上にも上るのが現状です。

一般的に、カミソリの刃は2~5枚付いており、毎日使っていくうちに、刃は磨耗されていきます。

それに加え、髭というのは思った以上に硬い性質を持っているので、毎日使う刃へのダメージはかなり大きく、その証拠に刃こぼれも起こります。

そんな状態の刃を使っていれば、髭剃り負けを起こしたり、肌トラブルにも繋がってしまいます。

したがって、替刃式のカミソリは、2週間を目安に交換するのがベストと言えますね。

では続いて、電気シェーバーの寿命について見ていきましょう。

電気シェーバーの寿命とは?髭剃り刃とバッテリーで異なる!

当然、電気シェーバーにも寿命はありますが、バッテリーと刃の寿命はそれぞれ異なります。

では早速、それぞれの寿命を見ていきましょう。

・バッテリーの寿命

大半の機種が、およそ3~4年であるとされています。

というのも、電気シェーバーに使われている、リチウムイオン電池にその理由があります。

リチウムイオン電池の充電回数の限度は、約300~500回とされているので、3日に1度の充電をすれば、長く使えて大体4年になります。

・刃の寿命

シェーバーの刃は、基本的に外刃が約1年、内刃が約2年の交換がベストと言われています。

先の述べたカミソリ刃と同様に、使えば使うほど刃は劣化していきます。

また、刃の劣化は、髭の剃り具合にも影響するので、髭剃りの時間も長くなります。

そうなってしまうと、バッテリーへの負担も増えて、バッテリー自体の寿命が短くなってしまいます。

したがって、シェーバーの刃の交換は、怠らずに行うのがベターと言えますね。

以上が、電気シェーバーのバッテリーと刃の寿命目安になります。

では、寿命になった髭剃りの刃や電気シェーバーは、どのような捨て方が良いのでしょうか?

まずは、髭剃りの刃からご説明していきます。

不要になった髭剃りの刃!正しい捨て方を知っておこう

髭剃りの刃を捨てる際、刃がむき出したまま処分してしまうことはないですか?

使用済みの髭剃り刃は、回収する方への配慮を一番に考えましょう。

そのため、捨て方には十分な注意が必要です。

注意することとしては、刃がむき出しにならないように、新聞紙やガムテープなどで刃を覆うようにしましょう。

その上で、収集袋には「キケン」「カミソリ」と記載するようにすると、回収する方も注意して取り扱うはずです。

また、髭剃り刃の分別としては、一般的に不燃ごみの対象とされていることが多いです。

しかしながら、地域によっては、危険物の対象とされていることもあります。

また、回収方法も自治体によって異なるケースがあるため、思い込みで捨てる前にそれぞれの自治体に問い合わせるのが良いでしょう。

捨て方に注意!電気シェーバーの処分はどうすればいい?

前項では、髭剃り刃の正しい捨て方についてご説明しました。

では次に、電気シェーバーの捨て方について見ていきましょう。

大半の地域では、電気シェーバーは不燃ごみの対象とする場合が多いです。

しかしながら、自治体によっては、電気シェーバーを「小型家電」として回収しているところもあります。

というのも、平成25年に「小型家電リサイクル法」が施行され、多くの地域で処分方法が変わっています。

したがって、電気シェーバーの処分を「小型家電」として扱う地域では、公共施設や家電小売店などに設けられた回収ボックスに捨てるのが良いでしょう。

いずれにしても、身勝手な方法で電気シェーバーを処分することのないよう、まずはお住まいの自治体に確認することがベストです。

また、それに加え、電気シェーバーの捨て方については、使われている電池にも注意を払う必要があります。

次項で詳しく見ていきましょう。

電気シェーバーの電池にも注意!リチウムイオン電池の捨て方

前項に続いて、電気シェーバーの処分時に気を付けてほしいのが、使用されている電池です。

現在流通する電気シェーバーの多くは、リチウムイオン電池が使われており、従来使われていたニッカド電池やニッケル水素電池と比べると、出力密度も高く、寿命年数も長くなりました。

そのリチウムイオン電池本体にはリサイクルマークが記載されており、捨て方としては以下の通りです。

・プラス・マイナス極をセロテープなどで覆う

・最寄のリサイクル協力店の回収ボックスに捨てる

上記の処分方法を守らずに、そのまま不燃ごみに捨ててしまうと、断裂ショートによって出火する恐れがあり、場合によっては重大な火災に繋がる危険性もあります。

そのため、間違って電気シェーバーと一緒に不燃ごみとして捨てないようにすることが大切です。

電気シェーバーを捨てるときには、まずリチウムイオン電池が入ったままになっていないかを確認しましょう。

その上で、髭剃り刃や電気シェーバーと同様に、リチウムイオン電池の捨て方にも十分注意して捨てるようにしてください。

より長く使っていくために!電気シェーバーのメンテナンス

これまでに、カミソリ刃と電気シェーバーの寿命から、それぞれの正しい捨て方までをご説明してきました。

必ず寿命が来るとは言え、電気シェーバーの場合は、できるだけ長く使っていきたいものですよね。

電気シェーバーの寿命を延ばすには、日頃のメンテナンスが大切です。

しかし、ただ寿命を延ばすためだけのメンテナンスではありません。

というのも、シェーバーによる毎日の髭剃りは、髭だけではなく、同時に皮膚表面の汗や皮脂汚れも剃っています。

したがって、それらの汚れを蓄積させることで、内部は細菌が住み着く温床となり、臭いが発生してしまうかもしれません。

また、メンテンスをしないと刃にも影響があり、切れ味が悪くなることで肌トラブルの引き金になりかねないのです。

それを防ぐためにも、シェーバーの定期的なお手入れは欠かせません。

シェーバーの基本的なメンテナンス方法は、ブラシがけや水洗い、そしてオイル差しです。

自動洗浄機が付いていない電気シェーバーの場合は、特に上記の定期的なお手入れを忘れないようにしましょう。

自治体のルールに沿った捨て方を

髭剃り刃や電気シェーバーの捨て方は、その地域によって決められているため、分からなければ必ずその自治体に確認することがベストです。

特に、電気シェーバーに使われているリチウムイオン電池に関しては、現在でも出火事例が多くあり、捨て方には十分に気を付ける必要があります。

いずれにしても、回収する方のことを配慮しながら、自治体のルールに従った捨て方を心がけましょう。