髭剃りで使用するカミソリのメーカーとして、人気を二分しているのは「ジレット」と「シック」ですよね。
実際に購入するときには、「どちらの製品を選べばいいのか…」と、悩む男性も多いことでしょう。
そこで今回は、ジレットとシックの製品に焦点を当てて、それぞれの特徴や違いをご紹介していきます。
髭剃りの2大メーカー「ジレット」と「シック」について学ぼう!
まずは、「Gillette(ジレット)」と「Schick(シック)」の歴史から学んでいきましょう。
アメリカが発祥の「ジレット」は、発明家であり実業家としても活躍していた「キング・キャンプ・ジレット」が、1901年に創設しました。
のちに、子会社として「P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)」が買収して、現在に至ります。
一方で、イギリスが発祥の「シック」は、武器を製造していた「ウィルキンソン・ソード」という会社から誕生しました。
世界的なシェア率からすると、ジレットに軍配が上がりますが、日本国内のシェア率においては、シックがナンバー1だといわれています。
この2つのメーカーはラインナップが豊富なため、店頭やオンラインショップなどでも、よく目にする機会がありますよね。
また、テレビコマーシャルなどの宣伝活動の影響で、どちらのメーカーにもネームバリューがあり、製品自体の評価が高いことも共通しています。
そのため、「髭剃りはジレットとシック、どちらのカミソリがいいのか?」という議論は、もはや定番になっているのではないでしょうか。
次項より製品の比較をしていきますが、「5枚刃搭載のカミソリ」という条件で統一します。
高性能なラインから、ジレットは【ジレット プログライド フレックスボール パワー】、シックは【シック ハイドロ5 グルーマー】を選びました。
さっそく、比較していきましょう。
ジレットとシック、髭剃りで使いやすいのはどっち?
まずは、それぞれのカミソリが持つ、機能や特徴を見ていきます。
【ジレット プログライド フレックスボール パワーの場合】
柔軟な動きを可能にした「フレックスボールテクノロジー」という首振り機能が搭載されており、スムーズなシェービングができます。
深剃りしやすく、剃ったあとの爽快感には定評があります。
また、細かな振動を発生させる「摩擦軽減モーター」により、肌にかかる抵抗感を軽くしているのが特徴です。
【シック ハイドロ5 グルーマーの場合】
髭剃りをしていると、肌を潤す保湿剤が溶け出す仕組みになっているので、なめらかな剃り心地を生み出します。
肌に優しいだけでなく、機能面も充実しており、保湿剤が入った部品を後方にずらすことができる「フリップ式トリマー」が便利です。
さらに、アタッチメントが付属している「電動グルーマー(バリカン)」を搭載しているため、さまざまな髭の手入れに活用することができます。
このように、ジレットもシックも、それぞれに独自の工夫がなされていることがわかります。
刃の密着感や、切れの良い剃り味を求める方には「ジレット プログライド フレックスボール パワー」を、深剃りがメインではなく、トータル的な髭のお手入れがしたい方には「シック ハイドロ5 グルーマー」をおすすめします。
「肌への優しさ」で比較!ジレットとシックに違いはあるのか?
続いて比較するのは、「肌への優しさ」です。
どちらの製品も、髭剃りをするときに悩まされる「肌トラブル」を回避できるよう配慮されています。
どのような仕組みになっているか、それぞれご紹介しましょう。
【ジレット プログライド フレックスボール パワーの場合】
スムーサーには「ミネラルオイル」と「潤滑油(じゅんかつゆ)」を配合しています。
さらに、「サスペンションシステム」を搭載しているので、肌にある小さな凹凸にも対応できるのが特徴です。
【シック ハイドロ5 グルーマーの場合】
5枚の刃それぞれに「スキンガード」を搭載しているので、肌にかかってしまう摩擦を減らすことができます。
そして、前述したように、水分を含むことで粘度の高い「モイスチャージェル」が溶け出します。
このジェルには、「アロエベラ成分」や「ヒアルロン酸」も配合されていますので、肌が弱い方には嬉しいポイントですね。
こうして比べてみると、シック製品の方が、より肌に優しい工夫がなされているといえるでしょう。
肌が弱い方がジレット製品を使用するのであれば、ジレットのフュージョンシリーズから出ている「プロシールドタイプ」をおすすめします。
ジレットとシックの「使い捨てカミソリ」を比較!
これまで、高性能な製品を比較してきましたが、お手ごろな価格で気軽に髭剃りができる「使い捨てカミソリ」にも注目していきます。
それぞれのメーカーで、人気が高いパックを見ていきましょう。
【ジレット カスタムプラスEX 10本入り】
こちらのカミソリは、2枚刃で10本入りです。
500円代で販売されていることが多いので、コスパ重視な方におすすめします。
ソフトなグリップが握りやすく、首振り機能がついているため、剃り心地にも問題はないでしょう。
【シック エクストリーム3 15本入り】
こちらは3枚刃で15本入っています。
刃が輪郭のカーブに沿ってフィットするため、剃り残しが少ないのが特徴です。
1,000〜1,500円程度で販売されていますが、使い捨てカミソリとは思えない、快適なシェービングが魅力です。
替刃式カミソリ派の方も、出張先などで試してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。
髭剃りの必需品!ジレットとシックから発売されている「シェービング剤」
次に、髭剃りに欠かすことができない「シェービング剤」をご紹介していきます。
ジレットとシックには、どのような製品があるのでしょうか。
【ジレットのシェービング剤】
●ジレット フュージョン ハイドラ シェービングジェル ピュア&センシティブ
泡の状態から、だんだんとジェルに変化します。
髭を柔らかくし、肌のすべりをよくするため、深剃りしたい方に適しています。
●ジレット シェービングフォーム ピュア&センシティブ
微香性で無着色のシェービングフォームなので、肌への刺激が気になる方におすすめです。
【シックのシェービング剤】
●シック ハイドロ リフレッシュ シェービングジェル
メントールが配合されているため、「さっぱりとした使い心地が気持ちいい」と評判です。
シックの製品紹介サイトにおいては、おすすめランキングで1位になっています。
●シック ハイドロ プレミアム シェービングジェル
5枚刃カミソリのために開発されたシェービングジェルです。
さらっとしたテクスチャーが特徴で、肌に潤いを与えます。
特徴のあるシェービング剤をご紹介しましたが、シックはジレットに比べると製品数が多いので、さまざまなシーンに対応できそうです。
ジレットとシックだけじゃない!日本発「貝印」のカミソリにも注目!
これまで、海外発祥のジレットとシックを比較してきましたが、日本のメーカーである「貝印(かいじるし)」の存在も忘れてはいけません。
貝印は、日本ではじめて髭剃りの替刃式カミソリを世に送り出した、老舗メーカーです。
そのため、日本人の骨格にマッチした製品が多く、ジレットやシックのカミソリが合わないという方は、貝印製品の使用を検討してみても良いかもしれません。
中でも「Xfit(クロスフィット)」は有名で、替刃式と使い捨てタイプの優れた面を融合させた、画期的なカミソリです。
衛生的で手軽に使用することができますが、剃り心地は本格的なので、日常使いにもおすすめです。
さらに、替刃1枚あたり約175円なので、コストパフォーマンスにも優れており、気軽に試すこともできますよね。
製品選びに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
深剃りならジレット!肌に優しいのはシック!
今回は、ジレットとシックの製品をご紹介しながら、それぞれの特徴を比較してきました。
深剃りがメインな方はジレットを、少しでも肌に優しい髭剃りがしたい方は、シックを選んでみてはいかがでしょうか。
肌質や輪郭、髭の太さによっても使用感は異なりますので、気になる製品がある方は、メーカーを問わず、実際に試してみることが大切ですね。