髭剃りするのに最適な時間とは?夜にお風呂で剃るのはアリ?

男性の毎日の習慣として大切な髭剃りですが、肌のトラブルを感じながら過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういう方のなかで、夜の入浴中に、お風呂場で髭剃りをしている方はいらっしゃいませんか?

ここでは、肌のために、髭剃りをするのに最適な時間や正しい髭剃りの仕方のポイント、肌を良い状態で保つための方法をご紹介していきます。

髭剃りをする最適な時間とは?夜にお風呂場で剃るのはアリ?

ほとんどの男性には欠かせない「髭剃り」をする最適な時間として、「起床後、15分~20分くらい経ってから」が良いとされています。

朝は時間がないために、起きてすぐに髭剃りをするという方も多いでしょう。

しかし、起きた直後だと、肌が膨張している状態であるのと、睡眠中に汗をかいた後で肌が乾燥しているので、じつは、髭剃りには向いていないのです。

そのため、少し時間をおいて、血行と肌の状態が通常に戻ってきた頃に行なうのが良いでしょう。

また、なかには、夜にお風呂に入るついでに髭剃りをしている方もいらっしゃるようですが、夜に剃ることは避けた方が良いと言われています。

夜に髭剃りをしない方が良い理由は、一日の疲れや紫外線などにより、肌がとても弱っているためです。

弱っている状態で、たとえ安全な電気シェーバーで丁寧に剃ったとしても、肌が傷ついてしまう可能性があります。

そして、刃についている細菌がその傷に入り込み、さらにダメージを受けることにもなりかねません。

これらのことから、髭剃りをするのに最適な時間は、朝の起床後、20分ほどしてから行なうのが望ましいでしょう。

夜に風呂場で髭剃りをする場合にもメリットがある!

先ほどは、髭剃りをするのに最適な時間は、朝の起床後、少し経ってからが良いというお話をしました。

しかし、毎日仕事で忙しく、朝も時間に余裕がない場合は、髭剃りの準備や髭剃り後のケアを十分にすることができないでしょう。

そうなると、髭剃りをするために、朝、肌の調子が良くて最適な時間に行なったとしても、十分にケアができないのでは、肌荒れの原因にもつながります。

そこで、ゆっくりと時間のとりやすい夜に、お風呂に入りながら丁寧に剃っておいて、翌朝出かける前に、また軽く剃って行くという方法もあります。

この方法をとるのは、今までに、夜に剃っても肌のトラブルが起こらなかった人に限られるでしょう。

そして、お風呂に入りながら髭剃りをすることは良くないとはいっても、メリットもあります。

朝のように時間を気にせず、ゆっくりと剃れるので剃り残しも防ぐことができます。

また、入浴し髭が柔らかくなっている状態なので、肌へのダメージを減らすことも可能な状態ではあります。

特に体が疲れていたり、飲酒後ではなく、夜に髭剃りをして肌トラブルを起こした経験がなければ、夜にお風呂場で剃ることもあっても良いでしょう。

その場合におすすめする髭剃りの仕方を次の章でご紹介します。

髭剃りを夜にお風呂場でするならこの剃り方がおすすめ!

夜にお風呂場で髭剃りをする場合には、風呂剃りのできるタイプの電気シェーバーを使用し、シェービング剤を使うウェットシェービングがおすすめです。

シェービング剤には、泡タイプのものとジェルタイプがあり、違いは次のようになります。

【泡タイプ】

・ジェルよりも髭が立ちやすくなるので、剃りやすい

・肌を守る面ではジェルよりも優れている

・透明ではないので、剃っている部分を見ながら剃ることができず、剃り残す場合がある

・ジェルと比べて水分が残らない

【ジェルタイプ】

・ジェルは透明なので、剃っている部分の肌を見ながら剃ることができる

・水分を保ったまま剃ることができる

・泡タイプよりも深剃りには向かない

・洗い流すのに時間がかかる

このように、泡タイプとジェルタイプにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。

髭剃りがしやすく、自分の肌に合うものを選びましょう。

そして、電気シェーバーは、深剃りがしにくいので、剃り残しが気になる方は、電気シェーバーの後にカミソリも併用して使用すると、キレイに剃ることができるでしょう。

カミソリを使用する場合も、シェービング剤は必要なので、電気シェーバーで剃った後に洗い流さずにそのまま剃っていきましょう。

髭剃りは電動派の人必見!正しい電気シェーバーでの剃り方

先ほど、夜、お風呂場で使うのにおすすめな物もあるとご紹介した電気シェーバーは、カミソリに比べ安全性が高いとされています。

しかし、正しい使い方をしないと、髭剃り負けや剃り残しを起こす可能性もあります。

そこで、髭剃りは電動派だという人のために、電気シェーバーでの正しい剃り方をご紹介します。

●肌に直角にあてる

シェーバーの刃が垂直にあたるようにして、毛の流れに逆らい、ゆっくりと剃っていきます。

剃りやすくするために、シェープローションを使うと良いでしょう。

●あごを剃る時は角度に気をつける

あごやのどの下の髭は、皮膚に対し斜めに生えているので、もう片方の手で肌を引っ張り、髭を起こすように押さえると剃りやすくなります。

剃る時も直角を保つようにしましょう。

●ゆっくりと深剃りをしていく

早く動かしてしまうと、髭が刃の穴に入らないので、ゆっくりと穴に入るように動かしましょう。

あごの下の髭は、生える方向は部位により角度が違ってくるので、髭の流れと逆の向きに動かすと良いでしょう。

強く押しつけても切れ味があまり変わらないので、髭剃り負けにならないように気をつけましょう。

●刃を傷めないようにする

刃の一部だけに力が入ってしまったり、爪などの硬いものにあたると、刃を傷める場合があります。

同じ所を剃らないよう、やさしくジグザグに剃っていきましょう。

肌を傷つけないような剃り方をして、シェーバーを長持ちさせるためにも、刃も傷めないように気をつけましょう。

カミソリでの髭剃りに慣れている人も要確認!カミソリでの正しい剃り方

次は、カミソリを使って髭剃りをする場合の正しい剃り方をご紹介します。

電気シェーバーと比べて、カミソリで剃る場合は、髭剃り負けをする可能性が高くなります。

また、夜のお風呂場でカミソリで髭を剃ったとしても、肌を切ってしまうということありませんか。

そうならないためにも、髭剃りでカミソリを使うという方は、次のことに気をつけて髭剃りをすると良いでしょう。

●洗顔後、マッサージをする

洗顔をして肌の汚れを落としたら、髭を剃る部分をこすったり軽くつまんだりして、毛穴を開かせます。

●髭をやわらかくする

髭剃り前に髭を膨らませてやわらかくすると剃りやすくなります。

ぬるま湯で洗顔をするか蒸しタオルを髭にあてた後に、シェービング剤を泡立ててたっぷりとつけましょう。

●毛の流れに沿って剃っていく

もみあげや頬から剃り始め、あごや鼻の下などの硬い髭が生えやすい所は、水分が浸透してやわらかくなってからの方が良いので、最後に剃ります。

髭の生えている方向に軽く滑らせるように剃ると良いでしょう。

全体が剃り終わったら、剃り切れていない部分だけを髭の生えている方向と逆方向に下から上へと剃ることで、剃り残しを避けることができます。

そして、髭を剃った後は、健康な肌を保つために、忘れずにスキンケアをすることが大切です。

次では、髭剃り後のスキンケアについてのお話をしていきます。

髭剃りが終わったら、アフターケアも忘れずに!

これまで、正しい髭剃りの仕方をご紹介してきましたが、髭剃りが終わったら、まだやることはあります。

まずは、顔についているシェービング剤と髭をきれいに洗い流しましょう。

髭を剃った後に洗顔をするには、刺激のあるスクラブタイプよりも、髭剃りによってダメージを受けた後の肌に優しい、フォームタイプの洗顔料がおすすめです。

髭剃りをした後の肌というは、カミソリの刃で剃られたことにより、角質層が削られた状態なので、放置してしまうと、肌トラブルを起こしやすくなります。

肌が乾燥してしまい、かえって皮脂を多く分泌してしまうという恐れもあるのです。

そうなることを防ぐために、まずは冷水で洗顔をし、アフターシェーブローションや化粧水で保湿をし、肌の調子を整えましょう。

アフターシェーブローションは、女性用の化粧水よりも香りや刺激が強いものが多いので、男性は使用するのに抵抗がある人も多いかもしれません。

しかし、肌の保湿を行なうために、自分に合ったものを探して、スキンケアをしていきましょう。

また、アルコールが使われているものはヒリヒリしてしまう場合もあるので、特に肌の弱い方は避けた方が良いでしょう。

アフターシェーブローションなどの化粧水だけで済ませると、肌の水分はすぐに乾いてしまうので、肌のためには乳液や美容液で保湿することをおすすめします。

特に、夜、お風呂で髭剃りをするという方は、肌のダメージを抑えるために、化粧水だけではなく、乳液などもつけることを推奨します。

正しい髭剃りの仕方をマスターして、スキンケアも習慣に!

ここでは、男性の毎日の習慣である髭剃りに最適な時間や正しい髭剃りの仕方、アフターケアのお話をしてきました。

今までの髭剃り習慣を振り返り、改善した方が良いことだと思い当たることがあったでしょうか。

男性とは言え、肌がきれいな方が清潔感があり、周囲の人からも好まれるでしょう。

肌にダメージを与えるような髭剃りの習慣を改めて、髭剃り後のスキンケアも習慣に取り入れていきましょう。