女性にとっては当たり前のスキンケア。
最近は、男性でもしっかりと取り組んでいる人が増えています。
実は、男性のほうが職種や生活習慣の乱れによって、肌荒れしやすい傾向にあるのです。
特に、乾燥肌で悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
そこで「フェイスパックを毎日使うと効果的なのでは!?」と、実践している人もいるかもしれませんね。
しかし、毎日のフェイスパックが、知らず知らずのうちに逆効果になっているかもしれませんよ。
男性は乾燥肌になりやすい
華奢で繊細な印象の女性のほうが、「肌も弱くトラブルが起こりやすい…」と思いますよね。
ところが、男性のほうが肌トラブルが起こりやすい肌質をしているってご存知でしたか。
男性には髭が生えるので、毎日の髭剃りが負担になっているからでしょうか。
それも考えられますが、もっと根本的なところに原因はあります。
男性の肌の水分量は女性と比較すると、なんと半分以下です。
しかし皮脂量は驚きの3倍以上にもなります。
毛穴一つ一つのサイズも大きいので、肌トラブルが起こりやすいのです。
先ほどもお伝えした通り、男性の肌の水分量は少ないので、もともと乾燥肌になりやすいのです。
さらに追いうちをかけるように、水分のキープ力も半分以下なのです。
そのため365日、乾燥肌に悩まされるといったようになってしまいます。
乾燥肌になると、以下のようなトラブルが起きやすくなります。
●肌荒れ
●痒み
●粉ふき
●シワの増加
男性の場合は特に、乾燥によって皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいがちです。
そうなると顔は皮脂でベタつき、不衛生な印象になってしまいます。
大事なことは、肌を念入りに保湿して水分量を保持することです。
保湿のためにフェイスパックを活用するのも一つの方法です。
毎日の髭剃り前後のスキンケアは大切
たいていの男性は、身だしなみを整えるためにも、毎日髭を剃っていると思います。
社会人として働いている以上、無精髭をそのままにしている人はあまりいませんよね。
実は、この毎日の髭剃りが、乾燥肌を作る原因の一つとなっていることに気づいていましたか。
なぜかというと、肌にカミソリを当てた際に髭だけでなく、肌の角質層まで傷つけているからです。
最近の髭剃りアイテムは深剃りできる、切れ味が鋭いものが多いです。
良い面もある反面、カミソリ負けや口周りの肌の乾燥を起こしてしまうのです。
要するに、肌のバリア機能が低下してしまうのですね。
髭剃りによる肌へのダメージは毎日続きます。
ゆえに肌を傷つけないような方法をとったり、肌を整えるアフターケアが重要です。
もったいないからといって、切れ味の悪くなったカミソリをいつまでも使用していてはいけませんよ。
また、市販のローションなどを活用して、髭を剃りやすい下地作りも忘れずにしておきましょう。
その後は、フェイスパックなどのスキンケアアイテムで必ず保湿しましょう。
乾燥肌対策におすすめのフェイスパック
乾燥肌による肌トラブルは、バリア機能が失われている状態で起こってしまうため、痒みや痛みを伴うこともあります。
見た目にもカサカサして粉がふいているのがわかるので、毎日鏡を見るのも苦痛になってしまいます。
何とか解消したくて、化粧品について調べた人もいるでしょう。
その中に、フェイスパックがありませんでしたか。
フェイスパックには乾燥、リラックス、美白、アンチエイジングなど、効果や種類が色々とあります。
パッケージには、フェイスパックをすることで得られる効果が大きく記載されているはずです。
ですから、どれを購入すれば乾燥肌に効果的なのか、すぐに判断できると思います。
では、乾燥肌対策に効果的な成分はどのようなものなのでしょうか。
ここでしっかり覚えておいて、購入する際にチェックしてみてください。
<乾燥対策に効果的な成分>
●ヒアルロン酸 真皮に存在し、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めている
●アルギン酸 海藻に多く含まれており、肌の形成に必要な栄養素
●セラミド 角質層に存在し、水分を肌の中に蓄える
乾燥肌対策としてフェイスパックは毎日すべき?
乾燥肌対策に効果的な成分が入っているフェイスパックは、ついつい毎日使いたくなりますよね。
しかし、それって一体どうなのでしょう。
これは勘違いしている男性も多いと思うので、要注意ですよ。
フェイスパック後の肌は、確かにとても潤っている感じがしますよね。
しかし結論から言うと、毎日フェイスパックを使用し続けるのはあまりおすすめできません。
フェイスパックは、日常のスキンケアでは不足している美容成分を補うものなのです。
わかりやすくするために、食事を例にしてお伝えしますね。
毎日使っている基礎化粧品は、特別な日ではない一般的な食事。
フェイスパックは、誕生日などの特別な日にしか食べられない高級料理のフルコースです。
フルコースは食材も豊富で美味しいですが、毎日食べると胃腸に負担がかかってしまいます。
たまに食べるからこそ価値も感じられるのです。
この例えのように、フェイスパックは使用頻度が高すぎても、肌が疲れてしまい劣化してしまうのです。
それだけではなく、フェイスパックをし過ぎると角質がふやけてしまい、肌のバリア機能が弱まってしまう可能性もあります。
フェイスパックに適切な使用頻度が記載されているのは、そういった理由があるからなのです。
過信禁物!安いフェイスパックは決して万能ケアではない!
ただやみくもに毎日フェイスパックをすれば、乾燥肌が解消されるわけではありません。
「フェイスパックをしておけばスキンケアは間違いない!」という考えはやめましょう。
確かにフェイスパックは「スキンケア効果が高い」というイメージが定着していて、スペシャルケア的な扱いをしている人も多いです。
市販されているものやネットで購入できるものは、何十枚も入っているにもかかわらず、思っている以上に安く手に入れることができ、毎日でも気軽に使えますよね。
そのような理由から、現在は男女問わず身近なスキンケア用品として人気があります。
値段が安いものでも美容液たっぷりなフェイスパックを使用すると、とても贅沢な気分になれますよね。
きっと乾燥している肌も喜んでいるはず。
しかし、ここでしっかりと再確認してほしい大切なことがあります。
それは、フェイスパックに使用されている成分です。
安い値段で販売できるのは単純に考えると、使用されている美容成分の原価も安いものだということです。
安いものが全て悪いとは言い切れませんが、普段使っているスキンケア用品のほうが、安いフェイスパックよりもお肌に効果的な場合も少なくないのです。
安いフェイスパックの効果の過信は禁物です。
また、おすすめの使用頻度はやはり週に1~2回です。
毎日せっせとフェイスパックをすることで反対に、スキンケアの質を落とさないように注意してくださいね。
毎日フェイスパックを使いたい!使って良い場合は?
美容液を「これでもか!」というくらいたっぷり含んだ、ヒタヒタのフェイスパックの使い心地は最高です。
顔に乗せた瞬間、美容液の良い香りに癒されてストレス発散もできますよね。
ですから、乾燥肌対策としてだけでなくリフレッシュするためにも、「どうしても毎日使用したい!」という男性もいらっしゃるかもしれません。
最後に、フェイスパックを毎日使用しても良い場合をご紹介します。
●乾燥肌が酷い場合
保湿成分の多い、少し高価なフェイスパックを毎日使用してみるのもいいでしょう。
ただし、肌が毎日パックすることに慣れてしまうのは良くないので、改善効果がみられたら使用頻度を落としましょう。
あなたの肌の具合をよく観察しながら使用することが大切です。
●手作りフェイスパックを使う場合
フェイスパックを毎日してはいけない理由は、ここまでお伝えしてきたように美容成分過多になるからです。
何も入っていない乾燥したフェイスシートを使って、いつも使用している化粧水をたっぷりしみ込ませてパックとして使うのはおすすめです。
手やコットンよりも化粧水がよく浸透します。
美容成分過多を防ぐこともできます。
ただし、顔に長時間のせすぎると乾燥を招く恐れがあるので、使用時間は3~5分程度にしておきましょう。
フェイスパックは肌の状態をみながら使用する
男性の肌質や生活習慣において、今やスキンケアなしでは肌トラブルを避けることは難しいといえます。
ですから、サッと取り出して、顔にのせるだけで使用できるフェイスパックは、男性にとっても便利なスキンケアアイテムです。
フェイスパックの使い方や使用されている成分をよくチェックして、あなたの肌の状態の様子をみながら使用することが、スキンケアをより効果的にしてくれます。