風呂上りの鏡に映る自分の姿、たるんだ胸にブヨブヨとだらしのないお腹。
今まで幾度となくダイエットにチャレンジしてみたけれど、なかなか運動をする時間も取れないし続かないという男性は結構多いのではないでしょうか。
もしかしたら、今までの方法が間違っていたのかもしれません。
そこで、ブヨブヨお腹をすっきり解消させる、空いた時間でできる簡単な運動をご紹介します。
今度こそダイエットを成功させましょう!
ダイエット失敗の原因?がむしゃらな運動でお腹は痩せる?
突然ダイエットを思い立ち、「お腹よ今すぐへこめ!」とばかりに燃えに燃え、とにかくがむしゃらに運動を始める。
昔よくやった腹筋や腕立て伏せ、更には仕事前や仕事後のウォーキングやジョギングなど、思いつく運動を片っ端からこなしていく。
一番よくありがちな失敗のパターンかもしれません。
ハードな運動でなるべく短期間にお腹をすっきりさせ、「ダイエットを成功させたい!」という気持ちは分かりますが、最初は頑張ることができても続かなければ結局意味がありません。
ダイエットを成功させ、ブヨブヨお腹をすっきりさせるには二種類の運動が必要です。
一つは、腕立て伏せや腹筋などの筋力トレーニングで基礎代謝を高める無酸素運動です。
いわゆる短時間に大きな負荷をかける運動ですね。
二つめは、体脂肪を燃料とするウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。
こちらは比較的ゆっくりと長めの時間をかける運動で、サイクリングや水泳なども有酸素運動に含まれます。
これら二つの運動を上手に生活に取り入れて、自分のペースを守りながら続けていくのがダイエットを成功させるコツです。
道具なしでOK!自宅で簡単!お腹周りに効果的な筋トレは?
ダイエットに取り入れたい運動で自宅で手軽にできるものといえば、筋力トレーニングなどの無酸素運動です。
筋肉をつけることにより基礎代謝をアップさせるのが目的です。
何もせずにじっとしていてもエネルギーを消費してくれる基礎代謝をアップすれば、必然的にダイエット効果が望めるという仕組みです。
手軽にできるダイエットで、お腹周りに効果のあるものといえばやはり腹筋!
お腹を引き締めるには、腹直筋、腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋をバランスよく鍛える必要があります。
中でもお腹の中央にある腹直筋を鍛える運動、クランチの方法を簡単にご紹介します。
1.仰向けに寝る
2.膝を90度に曲げ足を立てる
3.両手を頭の後ろに組む
4.へそを覗き込むように上体を起こす(息を吐きながら)
5.床に肩甲骨がつかないように体を倒す
お腹を意識し、呼吸のタイミングに注意しながらゆっくり行うのがポイントです。
クランチの他に、腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋を鍛える筋力トレーニングを取り入れると更に効果的です。
お腹を伸ばす?ダイエットにストレッチを取り入れよう!
お腹をすっきりさせるダイエットには腹筋などの運動ももちろん大事ですが、意外と見落としがちなのがストレッチです。
ストレッチで筋肉を柔らかくすることで、筋力トレーニングの効果をより引き出すことができます。
そのため、ダイエットに運動前のストレッチを取り入れることも、お腹周りをすっきりさせるポイントの一つです。
お腹のためのストレッチの基本といえば、「伸ばす」ことと「ひねる」ことが基本になります。
まずはテレビを見ながらでもできちゃうダイエット、「伸ばす」ストレッチからご紹介します。
1.正座をして、片方の腕を真上に伸ばす
この時もう片方の腕は下にして、指先を床につけるようにする
2.お尻を横にずらしながら、真上に上げたほうの手をお尻と反対側へ倒しながら伸ばしていく
3.伸びている脇腹に意識を集中しながら、ゆっくり5~7秒ほど数える
4.反対側も同様に繰り返す
次は、寝転がってのダイエット、「ひねる」ストレッチです。
1.床に仰向けに寝る
2.手のひらを下に向け床に置く
3.両膝を90度まで持ち上げその姿勢を保持する
4.膝を閉じた状態で脚を左右に倒し、脇腹をひねる
脇腹が上下左右に気持ちよく伸ばされていくのを感じることができるでしょう。
運動だけでなく、その前のストレッチ自体がお腹周りのダイエットにつながります。
のんびりダイエット、通勤に運動を取り入れよう!
基礎代謝アップのための筋トレ、そして「伸ばす」「ひねる」のストレッチ運動。
どちらも自宅で手軽にできるお腹周りをすっきりさせるための運動です。
ただ、仕事前はもちろん、仕事の後疲れて帰って来てからの時間を毎日ダイエットのために使うのはなかなか大変です。
そこで、通勤の時間もダイエットを意識しながらお腹周りをすっきりさせる運動を取り入れてみましょう。
一番手軽なのは、やはり家から駅までの時間。
これを利用しない手はありません。
早起きは三文の徳とばかりに、ちょっぴり早く起きてひとつ先の駅まで歩いてみるのもいいでしょう。
帰り道も同様、一つ手前の駅で降りてみましょう。
ゆっくり歩くことが有酸素運動となり、お腹だけでなく全身の脂肪がすっきり解消されていきます。
頑張りすぎずに、お酒を飲んだ日や雨の日はダイエットをお休みするのも、ダイエットを長続きさせるポイントです。
ちょっと意識して生活するだけで、よりお腹もすっきり、ダイエット効果が望めるかもしれません。
仕事中でもできちゃう?こっそりお腹痩せダイエット
ダイエットに意識が向くと、いつでもお腹痩せ運動を取り入れたくなります。
自宅での筋力トレーニングやストレッチ、通勤ついでのウォーキングだけではもったいない!
仕事中でもこっそりお腹痩せ運動でダイエットしちゃいましょう。
最近注目を浴びているのが、ドローイングです。
なんと、お腹を膨らませたりへこませたりするだけ!
それでは、ドローイングの正しい方法をご紹介しましょう。
1.背筋を伸ばす(立っていても座っていても大丈夫)
2.息を大きく吸いお腹が膨らむまでいっぱいにため込む
3.息を止め5~7秒ほど数える
4.おへそを中心にお腹をへこませながらため込んだ息を大きく吐く
5.息を吐ききったら、お腹をへこませたまま30秒キープする
この運動で、インナーマッスルである腹横筋が鍛えられます。
立っていても座っていてもできるので、デスクワークでも運転の仕事でも営業で出歩く仕事でも手軽にダイエットを取り入れることができます。
早速試してみましょう。
ダイエットと食事の関係、運動だけでお腹はへこむの?
ダイエットをするうえで意外と難しいのが、運動と食事のバランスです。
たくさん運動したからといって、毎日高カロリーのものをお腹いっぱい食べたりビールをがぶ飲みしていたのでは意味がありません。
ダイエットの王道カロリー制限、そしてここ数年話題の糖質制限、それらを運動と同時に上手に取り入れることによって、よりスムーズにお腹の脂肪もすっきり解消できるでしょう。
かといって、極端な食事制限をする必要はありません。
まずは年齢、身長、体重、毎日の仕事での運動量などから、自分が日常生活の中で一日どの程度のカロリーを消費しているかを確認しましょう。
それを基本に、朝食、昼食、夕食、そして間食やお酒などの摂取カロリーを意識することがお腹痩せにつながります。
食べたものを記録する、レコーディングダイエットの例を見るように、きちんと数字で出して確認することが大切です。
意識してみると、気づかないうちにレジ横の揚げ物などを買ってしまっていたりすることに気づくかもしれません。
糖質制限に関しても、ある程度ご飯や麺類、イモ類やフルーツ、お菓子などの糖質に配慮したほうがよいようです。
単純な話、極端な食事制限をしなくても一日の摂取カロリーが消費カロリーを下回れば問題ありません。
運動と同時に、普段の食生活を再確認することがより確実なダイエットへとつながるはずです。
継続は力なり!日常生活にダイエットを取り入れるのが秘訣!?
ダイエットに必要な要素をいくつかご紹介しました。
お腹周りをすっきりさせるには、がむしゃらな運動ではなく正しい方法とダイエットに意識を向けることの大切さが分かりましたね。
今まで途中でやめてしまっていたダイエット、頑張りすぎず日常生活に取り入れることによって続けることができそうです。
今度こそ理想のボディーを手に入れましょう!