石鹸シャンプーで髪を洗う効果とは?デメリットはないの?

毎日のように行う洗髪ですが、どんなシャンプーを使っていますか?

なかなか、自分に合った洗髪剤を選ぶことは難しいことですよね。

そんななか、石鹸シャンプーで髪を洗うのがいいという噂を耳にしました。

一般的なシャンプーで髪を洗っているかたが大半かと思いますが、はたして石鹸シャンプーで髪を洗うことはメリットになるのでしょうか。

また、気を付かなければいけないことはあるかなどを、お話ししていきます。

人はなぜ洗髪するの?

お風呂に入れば洗髪をするのは当たり前のような行為ですが、そもそもなぜ洗髪をする必要があるのでしょうか。

洗髪の目的は、頭皮や頭髪の汚れを落とすためです。

気付かないうちに、頭皮は汗をかいたり皮脂を分泌しています。

そのため、洗髪しないで放っておくと毛穴にどんどん皮脂が詰まり、古い角質と混ざり合って垢となってしまうのです。

また頭髪にも、外部からのホコリに加えて頭皮の垢やフケが付着するため、清潔な状態とはいえませんよね。

ご自身がそういった状態でよくても、周囲の人には「不潔な感じがする」や「だらしない」といった印象を与えかねません。

体から分泌される汗や皮脂、外部からの汚れを取り除くためにも、洗髪は欠かせないのです。

また、洗髪することで頭皮の血行を促進する働きもあります。

男性なら、この先ハゲていかないか心配になるかたも少なくないですよね。

ハゲてしまう理由はいろいろありますが、頭皮の血行が悪いと、頭皮に必要な酸素や栄養分を送れません。

洗髪で頭皮をマッサージをして健康な頭皮を保つことも、将来ハゲないためには必要なことなのかもしれませんよ。

では、洗髪をする頻度は、どのくらいが理想なのでしょうか。

そして、石鹸シャンプーで洗うことはよいことなのかどうかを、次項で見ていきましょう。

髪を洗う頻度はどのくらい?

先程もお伝えしたように、普段なにげなく生活をしていても、頭皮や頭髪は汚れています。

とくに夏場などの汗をかきやすい時季は、毎日洗髪することが理想です。

整髪料を使っているのであれば、なおさらですね。

冬場など、汗をかくことが少なく皮脂の分泌が少ない時季は、2日に1回のペースでも問題ありません。

髪を洗うタイミングですが、よほど汚れることがない限り、1日1回に留めておきましょう。

それほど汚れていないのに1日に何回も洗髪してしまうと、取り除いてはいけない必要な皮脂まで取り除いてしまいます。

皮脂が不足した状態になると頭皮は乾燥してしまって、健康的な髪が成長することを妨げてしまいますよ。

そして、洗髪を行うのは就寝前にすることをおすすめします。

人が眠りにつくと成長ホルモンが分泌されて、損傷している部分の修復にあたります。

頭皮や頭髪が清潔な状態であれば、スムーズに修復が進むというわけですね。

では、噂になっている石鹸シャンプーでの洗髪方法について解説していきます。

石鹸シャンプーで髪を洗う効果

インターネットで石鹸シャンプーについての口コミをみると、「石鹸シャンプーで髪を洗うことが肌にやさしい」「低刺激で洗える」といった意見があります。

一方で、デメリットを訴えるかたもいらっしゃいます。

賛否両論ありますが、実際のところどうなのでしょうか。

まずは、石鹸シャンプーで髪を洗うことで得られる効果からお伝えします。

一般的に販売されているシャンプーやリンスなどには、髪の毛がきしまないようにオイルなどが配合されています。

ある程度長さがあると髪の毛同士がからみ合ってしまいますが、オイルなどでコーティングすることでもつれを防いでいるのですね。

ただし、髪の毛をオイルでコーティングすることは、時に髪の毛のボリュームを落としてしまうこともあります。

一方、石鹸シャンプーはそのようなコーティング剤の使用が少ないため、洗い上がりはサッパリとして髪本来の状態になるというわけですね。

髪にコシが生まれ、髪の毛のボリュームもアップすることにつながります。

洗浄力も高く、頭皮が脂性のかたであれば、適しているとの見方もできるでしょう。

石鹸シャンプーで洗うデメリットも知っておこう!

メリットもありますが、石鹸シャンプーのデメリットについてもしっかり理解しておかなければなりません。

まず、オイルなどのコーティング剤が少ないため、髪の毛がきしみ、パサついた質感の髪になってしまいます。

このように、髪の毛が痛む原因にもあるので、注意しなければなりません。

石鹸シャンプーで洗ったあとは、弱酸性のリンスやトリートメントなどを使ってケアをしていかないと、髪の毛が傷んだままになってしまいます。

また、弱アルカリ性の石鹸シャンプーを使うと、ヘアカラーやパーマが取れやすいといった面もあります。

なぜなら、髪の毛を染めるときにはキューティクルの中に色素を入れていくのですが、石鹸シャンプーで髪を洗うとキューティクルが開き、ヘアカラーが落ちやすくなってしまうのです。

また、パーマをかけて髪のキューティクルが傷んだ状態で石鹸シャンプーで髪を洗ってしまうと、髪同士がこすれ合ってしまいます。

すると、パーマの形状を保つことが難しくなってしまうのです。

石鹸シャンプーでの洗いかた

メリットやデメリットについて納得したうえで、石鹸シャンプーを使うのか使わないのかを判断しましょう。

では、石鹸シャンプーを使ってみたいというかたのために、石鹸シャンプーでの洗髪方法をご紹介します。

①石鹸シャンプーで洗うまえに、ブラシで髪の毛をとかしましょう。

ブラッシングすることで、地肌と髪に付着した汚れを浮き上がらせていきます。

②36~40度くらいのぬるま湯を使って、頭皮をマッサージしながらしっかりと髪の毛を濡らしていきましょう。

③石鹸シャンプーを手にとって泡立てて、指の腹を使って頭皮をマッサージします。

このとき、頭皮を傷つけないように注意してくださいね。

④ぬるま湯をつかって、しっかり洗い流していきます。

石鹸カスが残っていると頭皮トラブルに繋がりますので、十分にすすぎましょう。

⑤石鹸シャンプー用の酸性リンスでケアしたら、もう一度ぬるま湯で洗い流します。

⑥タオルで水分をとって、ドライヤーで乾かしましょう。

石鹸シャンプーで髪を洗うコツは、しっかりと泡立てることです。

もし髪を洗うときに泡立たないのであれば、石鹸シャンプーが足りていないサインです。

そして、もう一つのコツは頭皮をマッサージするように洗うということです。

髪を洗ったら必ずドライヤーで乾かす

髪を洗うことも大切ですが、そのあとのケアによって、髪の毛や頭皮の状態を良好に保てるかどうかが関わってきます。

石鹸シャンプーやそのほかのシャンプーでも、髪を洗ってから長い時間髪や頭皮が濡れていると、雑菌が繁殖しやすくなってしまうことはご存知でしょうか。

くれぐれも、髪が濡れたまま寝てしまうなんてことがないようにしてくださいね。

タオルドライをしたあとに、必ずドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。

髪の毛が短いからと自然乾燥していると、必要な水分までが蒸発して髪の毛を傷めてしまいますよ。

それでは、具体的な方法をお伝えします。

①頭にタオルをかぶって、ポンポンと軽く叩くようにして水分をとっていきます。

ゴシゴシと擦ってしまうと、摩擦で傷つけてしまうので止めましょうね。

②ドライヤーを15cmほど離して、頭皮から乾かしていきます。

60度以上になる高温で乾かしてしうと、髪の毛にあるタンパク質が分解されてダメージが起こるので、あまり高温にならないように調節してください。

冷風と温風を交互に使って乾かすと、キューティクルが閉じやすくなって、髪に必要な水分を保つ力が保てます。

ドライヤーでしっかりと乾かすことは大切ですが、ドライヤーの熱は髪を傷める原因にもなりますので、できるだけ短時間で乾かしましょう。

自分に合ったものを使おう!

石鹸シャンプーは、良い面もあれば、気をつければならないこともありました。

また、ご自身の頭皮の状態や髪質なども関係してきます。

肌が弱いかたや頭皮が乾燥しやすいかたには、石鹸シャンプーは適切ではないかもしれません。

反対に、脂性のかたなどであれば、上手に使うことで嬉しいメリットを感じるかたもいらっしゃるようですね。
賛否両論ありますが、最終的な判断は、自分に合っているケアであるかどうかではないでしょうか。