ストレスを軽減させるにはこれ!イライラ時に飲みたい飲み物

ストレス社会とも呼ばれる現代。

日々の仕事やプライベートでたまったストレスを軽減させなければ、自律神経の乱れにつながることもあります。

ストレス解消策にはいろいろな方法がありますが、ふっと一息ついて気分を入れ替えたい時におすすめの飲み物をまとめてみました。

仕事で溜まったストレスを軽減!目も冴える一石二鳥の飲み物

朝から夜まで長時間に及ぶ勤務、社内の上司や部下への対応、社外の取引先とのやりとりなど、日々の仕事はストレスの宝庫です。

休憩時間は、わずかながらそんなストレスを軽減する大切な時間。

その休憩時間の飲み物の定番と言えば、コーヒーです。

眠気覚ましの効果があり、自律神経の働きを活性化するカフェインを含むため、多くの方が活用していることでしょう。

コーヒーは、あの独特の香りにも様々な効果があり、人間の脳に影響を及ぼすことが実証されています。

コーヒーの香りの効果には大きく分けて、脳の働きを活性化する香りと、リラックス効果のある香りの2種類があります。

仕事中であれば、脳の働きを活性化させることも必要でしょうが、ストレスがたまって軽減させたいという時には、リラックス効果のあるグアテマラやブルーマウンテンを選ぶと良いでしょう。

カフェインで目を覚ますだけでなく、香りでストレスを軽減できるという、コーヒーは一石二鳥と言える飲み物なのです。

ストレスで眠れない時に良い飲み物

イライラしてなかなか寝付けない…。

多くの方が、そのような経験をお持ちではないでしょうか。

ストレス性睡眠障害という症状もあるほどです。

家に帰って、布団に入っても、ストレスが軽減されないままでは良い眠りに入ることはできません。

そんな時におすすめの飲み物は、温めた牛乳でしょう。

寝る前に体を適度に温めることは、良い睡眠に効果的です。

心がリラックスでき、落ち着いて眠りを促します。

また、良い睡眠には「メラトニン」というホルモンが必要とされています。

その「メラトニン」を体内で生み出すために必要な「トリプトファン」や「カルシウム」を、牛乳は多く含んでいます。

ここでポイントとなるのが、寝る直前に飲んでも「メラトニン」の生成は間に合わないということです。

「トリプトファン」が体内で「メラトニン」になるまでには、半日~1日程度、かかるとされています。

つまり、毎晩寝る前にホットミルクを飲む習慣を付ければ良いのです。

前日に摂取した牛乳から「メラトニン」が生成され、その日に飲んだ牛乳で体が温められて気持ちよく眠りにつけます。

こうして良質な睡眠を確保することで、さらにストレスの軽減にもつながり、好循環につながります。

暑くてイライラするときはこれで軽減

湿気が多く、記録的な高温が止まらない日本の夏。

異常な暑さが続くと、体が疲れるだけでなく、気持ちの面でもストレスを感じやすくなります。

暑くてイライラする、そんなときにも飲み物でリフレッシュしましょう。

飲み物をとることは、大量に汗をかいた体の水分補給としても重要です。

では、どういう飲み物を飲むことが良いのでしょうか。

おすすめは、ずばり冷たいお茶です。

中でも、ジャスミン茶がストレス軽減には効果的です。

ジャスミン茶のあの上品な香りは、ベンデルアセテートとリナロールという成分がもととなっています。

これらの成分には、自律神経の緊張を緩めてくれる効果があり、脳をリラックスさせてくれます。

ジャスミン茶には、ミネラル、ビタミンC、ビタミンEなど栄養素も豊富に含まれており、健康や美容、二日酔いなどにも効果絶大。

飲んだ後も口の中に苦々しい風味が残ることがなく、すっきりとした後味も魅力的です。

まさに、暑くてストレスを感じる時に最適の飲み物と言えるでしょう。

疲れがたまった時におすすめの飲み物

疲労によるストレスを飲み物で軽減したい、そんな時には野菜スープを作りましょう。

変化球ですが、スープも飲み物の一種ととらえておすすめします。

作り方はとても簡単です。

タマネギ、にんじん、キャベツ、セロリ、トマトなど、家に残った野菜や好きな野菜を、それぞれ1cm角くらいに切ります。

ハムやベーコンなど、余っているものを同じくらいの大きさに切って入れるとよいでしょう。

料理は面倒と思うかもしれませんが、形や大きさ、見た目にこだわる必要は全くありません。

イライラをぶつけるように、無心で具を切り刻みましょう。

たまにはこうしたストレス解消も良いでしょう。

作業に没頭することで、ストレスも忘れられるかもしれません。

具を切り終えたら、刻んだニンニクを鍋で炒め、その後、切り刻んだ具を順次投入していきます。

塩やコンソメスープの素などで味付けしながら、ほどよく煮込みます。

あとは自分の好きなタイミングで器に移して、いただくだけです。

お好みでこしょうや唐辛子などを入れても良いでしょう。

至ってシンプルですが、温かいスープで身も心もほぐし、たくさんの野菜を摂取できるので、疲労回復にも効果的。

疲労によるストレスの軽減にうってつけの飲み物です。

人間関係でストレスを感じたらこの飲み物

家族や恋人、友人など、大切な存在ですが、大切だからこそ感じるストレスも多々あることでしょう。

ちょっとした考え方の違いや誤解、すれ違いで、けんかになってしまうこともあります。

そんな時にはレモンやグレープフルーツの果汁が入った炭酸飲料で、イライラを軽減しましょう。

炭酸水に自分でレモンを搾って入れる手作りの飲み物という形でも良いでしょう。

炭酸水のもととなる炭酸ガスには、実はリラックス効果があると言われています。

人間の体内に酸素が入ると脳が刺激され、交感神経が緊張状態になります。

逆に炭酸ガスが体に入ると、副交感神経が活性化されて、緊張状態が緩和され、穏やかな状態になります。

炭酸飲料特有の、シュワっとした爽快感も、気持ちをすっきりさせてくれます。

そんな効果のある炭酸水に、レモンやグレープフルーツが加わることでさらにリラックス効果は高まります。

レモン、グレープフルーツに含まれるビタミンCは、ストレスを撃退するホルモンを生成します。

人間の体は、ストレスを受けるとそれに対抗するために「副腎皮質ホルモン」と呼ばれるホルモンを分泌します。

ビタミンCはこのホルモンを生成する際に必要となるもので、ビタミンCが足りなくなるとストレスに対抗しきれなくなってしまうおそれがあります。

飲み物で心を和らげ、すっきりして大切な人に接すると、不要な争いも減ってより良い関係を築けることになるでしょう。

ストレスの軽減に逆効果な飲み物は?

最初にご紹介したコーヒーですが、飲み方によってはストレスの軽減に逆効果になる飲み物ととらえることもできます。

それは、カフェイン中毒になるおそれがあるからです。

カフェインには集中力を高めたり、睡魔を抑える効果がありますが、摂取しすぎると依存症となってしまう可能性があります。

また、飲み過ぎると食欲の低下にもつながり、ストレス軽減に大切なビタミンCなど、栄養素が不足することにもつながります。

夜に飲むと目が冴えて眠れなくなることがある、というのは皆さんご存知でしょうが、寝不足はストレスの要因の一つでもあります。

中毒症状を避けるために、成人であれば、1日にコーヒーは5杯(400mg)までが目安とされています。

コーヒーが持つ効果をうまく生かしつつ、過剰に飲み過ぎないようにして、うまくストレス軽減に活用するべき飲み物と言えるでしょう。

飲み物の使い方次第でストレスを軽減する生活を

シチュエーションに応じて、ストレス軽減に効果的な飲み物をご紹介してきました。

ストレスの原因は様々で、すぐに解決できることばかりではありません。

もちろん、飲み物だけで片付くなら苦労はしません。

しかし、ストレスの原因となっている様々な問題に対して、解決に向けて取り組むために、健康で心を穏やかに保つことが何より大切なことでしょう。

そのために、いろいろな飲み物をうまく活用してみてはいかがでしょうか。