体型の変化が気になる!年齢を重ねて始めるべきことって?

年齢を重ねると、さまざまな変化が起こります。

疲れがとれなくなったり、白髪が増えたり、髪が抜けていったりしますよね。

誰しもが、何かしらの変化を感じています。

そんなお悩みの中でも、「体型の変化」を意識している方は多いようです。

では、年齢とともに、どのように変わっていくのでしょうか。

時代とともに理想体型は変化してきた

かつて、「痩せすぎは貧相」と言われ、太っていることが豊かな証だと思われている時代もありました。

欧米諸国でも、1870年代は「幅広ウエスト」が上流階級の証拠で、太っている人だけの結社が存在したほどです。

日本でも、着物を着こなすには、少しお腹が出ていた方が立派に見える、と考えられていた時代がありました。

しかし、1960年代から、スレンダーな男性がモテ始めます。

マッチョなハリウッド俳優の人気で、筋肉が多い方が好まれる時代もありましたが、今は一般的に、引き締まった痩せ型の体型が人気を集めています。

健康への関心の高まりもあり、適度に筋肉がついた贅肉の少ない体つきが理想になっています。

もしかしたら、今後、流行が変化し、お腹が出た体型がブームになるかもしれませんが、男性の美容への意識は高い傾向にあります。

しかし、中年と呼ばれる年齢になると、「食べる量は変わっていないのに太る」という謎の現象が現れます。

年齢とともに代謝が落ちる!痩せにくい体に変化

30歳くらいの年齢から、女性も男性も代謝が落ち、太りやすい体に変化します。

社会人になったばかりの頃や、結婚したばかりの頃も太りやすい時期ですが、まだ若ければ痩せやすいため、ダイエットもそれほど難しくはありません。

しかし、中年にさしかかると、痩せにくくなってしまい、ひどければ肥満体型になってしまいます。

何も運動しなければ、筋肉の量は減る一方ですし、それによってさらに基礎代謝量が減っていきます。

いつまでも若い気分で食事したり、生活習慣が乱れたままで過ごすと、あっと言う間にお腹がポコッと出てきてしまいます。

「基礎代謝」ということについて、もう少し掘り下げてご説明しますが、代謝量のピークは男性の場合、18歳くらいです。

つまり、20代には徐々に減っていき、30代になれば、それが目に見える形で表れてくることも多いでしょう。

消費カロリーとのバランスがとれていれば、たくさん食べても問題ありませんが、基礎代謝量が落ちた状態で若い頃のように食べれば当然、太ることになるのです。

年齢とともに体型が変化するのはなぜ?

年齢を重ねて体型の変化が起こる理由は、「仕事の充実」「ダイエットへの興味・関心の低さ」「甘いものの過剰摂取」「お酒の飲みすぎ」などがあります。

30代になると、部下もできて仕事が忙しくなる方もいらっしゃると思います。

プライベートでも付き合いが増えたり、家族サービスで自分のことに無頓着になり、じっくりと鏡を見る余裕がないかもしれません。

「早くたくさん食べる」ということが、男性の美徳だったこともあり、ダイエットにはなかなか踏み切れない方も多いでしょう。

また、甘いお菓子やお酒が大好きで、つい食べ過ぎてしまうことを習慣にしている方は、いわゆる中年太りになりやすくなります。

苦みのある缶コーヒーも、意外とカロリーは高いです。

スイーツは食べていなくても、そうした高カロリーの飲み物を飲み過ぎていないでしょうか。

体型を維持するためには、自分自身の変化に敏感になり、良くない習慣を見直す必要があります。

体型の変化で一番目立つところはどこ?

年齢によって、体型の変化が起こるということをご説明していますが、具体的にはどのような体型になっていくのでしょうか。

男性にとって、一番脂肪がつきやすい場所は、お腹周りです。

それも、皮膚に近い外側部分につくのではなく、内臓の近くの体幹部分につくケースが多いです。

50歳に近づくにつれて、体全体の脂肪の半分以上が腹部に集中されて「メタボ体型」になる方もいます。

女性の場合は、お尻や足についていく体型の方も多いですが、男性で肥満体型の方は、まずお腹がでっぷりとしてきます。

腹部に多くの脂肪がつくことには怖いデメリットがあり、血中脂質が増えて血液がドロドロになったり、血圧が高くなったりします。

そうすると、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などになってしまう恐れもあります。

また、肝臓の機能も低下してくる可能性があります。

見た目だけではなく、病気のリスクも考えて、ダイエットに挑戦したほうが良いでしょう。

体型を維持するためにはトレーニングが大切

年齢を重ねてから運動の習慣を見直そうと思っても、なかなか大変です。

メタボ体型への変化を食い止めるには、今の生活習慣を見直す必要があります。

そして、食べたいものを好きなように食べたいのであれば、ダイエットする必要もあるでしょう。

ダイエットするのであれば、ジムに通って、自分を追い込むのも良いです。

「誰かに見られている」という意識がモチベーションの維持につながります。

筋トレは自宅でもできますし、習慣になればそれほど苦にはならず、むしろ気持ち良くなってくるはずです。

最近、注目が高まっているのは「スクワット」です。

下半身に効く筋トレで、消費カロリーも多く、しっかり行えば効果を感じやすいことでしょう。

また、腹筋もおすすめです。

腹筋は、体幹の筋肉を鍛え、「内臓下垂」の予防にもなります。

内臓下垂とは、腹筋が弱くなることによって、内臓が下に下にと下がってくることです。

それによってお腹が余計に出てしまいますので、腹筋をすることは、体型維持に役立つと言えるでしょう。

加えて、腕立て伏せや背筋、ウォーキング、もしくはランニングを取り入れて、継続してダイエットしてみてください。

もし、「ただ辛いだけ」のトレーニングがどうしても続かないなら、爽快感のあるサイクリングやゴルフもおすすめです。

ロードバイクなどのスポーツ自転車は、ハマればきっと、充実感のあるひとときを過ごせます。

また、ゴルフは60代、70代になってもできるスポーツで、「生きがい」と感じている方も多いようです。

自分が楽しめるスポーツで、無理なく体を動かすことを習慣にしてみてください。

年齢を重ねて変化するのは体型だけ?

男性が30歳過ぎて変化を感じるのは、体型などの身体的な変化だけではありません。

子育てを経験すれば、若々しい元気な女性を父親目線で見たり、セクシーさを感じるポイントが変わってきたりするようです。

子供が好きになって、子育てドラマや漫画を楽しめるようになったり、将来のリスクについて真剣に考えるようになったりもします。

仕事だけではなく、趣味が充実してきたり、自然の中で過ごすことを楽しむようになったりする方もいます。

昨今のアウトドアブームも、年齢を重ねた方ならではの楽しみ方があり、好きな方では週末になると決まって出かけたくなる場合も多いようです。

経験を重ねて、いろいろなことに動じず落ち着いていられたり、立ち直りが早くなったりもします。

逆に、涙もろくなったり、情に厚くなる場合もあります。

こうした内面の変化は、多くの女性にとって魅力的にうつります。

知らず知らずのうちに包容力を身に付け、若い頃よりもモテている男性も多いでしょう。

したがって、年齢による変化は、悪いことばかりではありません。

自分に自信を持って、ポジティブに考えましょう。

体型の維持は健康的に長生きするために大切

年をとると体型が変化する理由や、維持するためのトレーニングのすすめなどをまとめてきました。

スクワットや腹筋などを、ぜひ毎日の習慣にしてください。

そして、暴飲暴食やストレスの溜め過ぎを避け、健康を維持するために、生活の見直しを行いましょう。

1人きりで、健康的に生きていける人は、きっと誰もいません。

自分を気遣って支えてくれる誰かのためにも、前向きに頑張っていきましょう。