仕事やプライベートで飛行機に乗るとき、気になるのは手荷物検査です。
なかには飛行機の機内持ち込みができないものもあるため、どの範囲内であれば持ち込めるのか分かりませんよね。
そこで今回は、男性がよく使うアイテムとして、髭剃りは持ち込みが可能なのか否かを解説していきます。
また、国内線と国際線では、どういった違いがあるのかもご覧ください。
国内線と国際線の違い
髭剃りなどを機内持ち込みできるのか否かの前に、飛行機には国内線と国際線がありますよね。
あまり飛行機に詳しくないかたのために、国内線と国際線の違いについてお話ししましょう。
日本国内の空港間を移動する飛行機を国内線、日本と海外の空港間を移動する飛行機を国際線といいます。
そのため、国内線では比較的チケットの予約は簡単ですし、パスポートがなくても飛行機に乗ることができるのです。
そして、時差の心配がありません。
一方、国際線となるとチケットを取得するまでに少々手間がかかり、パスポートも必要になります。
場合によっては、ビザを用意する必要もありますよ。
また、長い時間飛行するため、時差による影響を受けやすいです。
国際線を利用する際には、体調管理のためのスケジュールを立てましょう。
このあたりまでは、国内線も国際線も利用したことがないかたも、ご存知かもしれませんね。
では、もう少し細かい違いをみてみましょう。
短時間の国内線と長時間の国際線では細かい違いも!
飛行機に乗り込む前と後では、国内線と国際線の違いも出てきます。
▼空港に到着しておきたい時間
国際線では、出発時刻の1時間から1時間半までには空港に到着する必要があります。
▼搭乗するまで
国内線では、チェックインからセキュリティチェックを受ければ、短時間で搭乗できるケースが多いようです。
国際線では、チェックインからセキュリティチェックを受けたあと、出国できるかどうかの審査が必要になります。
▼座席
日本国内のフライトのため、国内線はエコノミーだけの場合が多いです。
国際線の場合は、エコノミークラスに加え、ビジネスクラス、ファーストクラスに分けられています。
なお、クラスによって座席や食事、サービス内容に違いがありますよ。
▼機内食
国内線はほとんど出ませんが、国際線はフライト時間が長くなることが多いため、機内食が出ます。
短時間の国内線と、長時間の国際線では、このような違いが出てくるのですね。
それでは本題の、男の必須アイテムである髭剃りは機内持ち込みができるか、次項で解説していきます
髭剃りで使う電気シェーバーは機内持ち込みできる?
飛行機を利用する際、髭剃りは機内持ち込みができるかどうかですが、結論からいうと持ち込めます。
国内線でも国際線でも、基本的は持ち込みが可能なのです。
髭剃りというと、電気シェーバーやカミソリといったアイテムがありますが、電気シェーバーは問題なく持ち込めます。
細かい規定もないので、チェックが厳しい国際線でもクリアできますよ。
ただし、海外に電気シェーバーを持って行くときに、気をつけなければいけないことがあります。
それは、コンセント式の電気シェーバーの場合、電圧などの関係で海外で使えない場合があるということです。
セキュリティで問題なく持ち込めたとしても、いざ使うときに電源が入らないのでは、持って行った意味がなくなってしまいますよね。
海外で電気シェーバーを使いたいときは、海外でも使用できるシェーバーを持って行きましょう。
なお、作動中に電波を発しない電気シェーバーは、機内でも使うことができます。
もし使用するときには、まわりにペースメーカーをつけている人はいないか、周囲に迷惑がかからないかなどを配慮して使いましょう。
一番いいのは、搭乗の前後に髭剃りを終えておくことです。
国際線の刃物チェックが厳しい!カミソリは機内持ち込みできない?!
髭剃りをするための電気シェーバーは、問題なく機内持ち込みができることが分かりましたね。
では、髭剃りをするためのカミソリについてはどうでしょうか。
カミソリは、刃物に該当する場合があり、凶器ともなり得るアイテムです。
そのため、刃の大きさがチェックポイントになります。
機内にカミソリを持ち込む条件としては、T字カミソリで刃渡りが4cm以下のカミソリです。
折りたたみ式のカミソリを機内に持ち込むことは禁止されていますが、小さなT字カミソリであればOKです。
刃渡りが4cm以上になってしまうと機内持ち込みができませんので、事前にカミソリの刃渡りの大きさを測ってみましょう。
ただし、国際線ともなると刃物の持ち込みは厳しくなります。
小さめのT字カミソリであっても、航空会社によって扱いかたが違います。
電気シェーバーを持ち込むか、カミソリをどうしても持って行きたい場合は、スーツケースの中にカミソリを入れて預けましょう。
髭剃りのためのシェービング剤は機内持ち込みに制限あり!
フライト前後に髭剃りをする時間がなくても、電気シェーバーを機内持ち込みすれば、機内でも髭を剃ることができますね。
国際線ではチェックが厳しいT字カミソリも、場合によっては機内に持ち込み、髭を剃ることが可能です。
しかし、たいていのかたが髭を剃るとき、シェービング剤を使って髭剃りをしていませんか。
機内で髭を剃ろうとしているかたは、シェービング剤の持ち込みに注意しましょう。
なぜなら、刃物のチェックが厳しい国際線では、液体を機内持ち込みする手続きがとても大変だからです。
国際線でシェービング剤を持ち込む場合、100ml以下の容器に移し替えなくてはいけません。
国内線でも、容量や重量、個数などに上限が設けられているため、持ち込みたいときは注意しましょう。
シェービング剤のほかにも、ヘアワックスや歯磨き粉、シャンプーやリンスといったアイテムも、100ml以下の容器に移し替えなくてはいけません。
こういった持ち物は機内持ち込みにしないで、スーツケースに入れて預けましょう。
髭剃りのほかに気を付けるアイテムは?
国内線でも国際線でも足止めとならないように、機内持ち込みができないアイテムをおさらいしてみましょう。
まずは、国内線です。
・刃物(ハサミやカッター、ナイフなど)
・凶器となる可能性があるもの(スタンガン、先がとがっている物)
・スプレー(塗料スプレー、スポーツ用品類のスプレー)
・アルコール飲料(アルコール度数70%以上)
・電池式の家電製品(ヘアアイロンなど)
・リチウム電池
・リチウムイオン電池(2g以上)
・リチウムイオン電池(内蔵なら160Wh以上、予備電池は100Wh~160Wh2個以上)
つぎに、国際線です。
刃物、危険物に関しては国内線と同じで、機内への持ち込みはできません。
国内線と国際線で大きく違うのは、液体の持ち込みの制限があることを、お話ししましたよね。
では、液体の物とは、具体的にどんなものなのでしょうか。
・飲み物
・髭剃りなどで使うシェービングジェルやローション
・ヘアワックス
・歯磨き粉
・ライター
・修正ペン
・万年質のインク
・食品(缶詰やプリン、わさびなど)
医薬品となる液体の薬やコンタクトの保存液などは、持ち込みができますが、手続きが必要です。
診断書や処方箋を持参していれば、スムーズに持ち込めますよ。
なお、出国手続きが終わってから買った飲み物であれば機内に持ち込めることもありますが、乗り継ぎの際に没収となる場合もありますので、注意しましょう。
足止めにならないように
国内線、国際線、どちらも安全を守るためのセキュリティ対策をする必要があります。
少々面倒な手続きや制限はありますが、安心して飛行機に乗るためには、必要なことなのです。
搭乗するときに足止めとならないように、今一度、飛行機に持ち込めるものなのかを確認してみましょう。