顎のたるみをなくしたい!二重顎の原因と改善方法を知ろう!

顎のたるみは女性特有の悩みではなく、多くの男性が持つ悩みでもあります。

フェイスラインは加齢に伴ってたるんでしまうものですが、できればスッキリさせて若々しくいたいものです。

顎がたるむ原因には、加齢以外にも様々な生活習慣が関わっているため、それらを見直していくことで、たるみの改善にも繋がっていきます。

この記事では、顎のたるみの原因から改善まで、詳しくご説明していきます。

顎のたるみは加齢のせいだけじゃない!生活習慣に潜む原因

顎のたるみに悩む男性は少なくなく、「加齢のせい」と諦めている方もいるのではないでしょうか?

しかし、たるみの原因は加齢だけではなく、生活の中で無意識に行っていることが原因になっている場合もあります。

顎のたるみを改善させて、若々しいフェイスラインを取り戻すためには、まずはその原因について知る必要があります。

ではまず、生活習慣に潜む原因を、2つに分けて見てみましょう。

①噛まずに食べる早食い

食事の際、よく噛まずに飲み込む習慣がついていると、食べすぎによる肥満の原因に繋がります。

これは、「早食いの人」と「普通の速さで食べる人」の体重を比較した研究でも分かっており、「普通の早さで食べる人」よりも「早食いの人」の方が、平均的に3.9kgも重いという結果が出ています。

それに対し、「ゆっくりよく噛んで食べる人」は3kg軽いという傾向もあります。

食べ物を噛むメカニズムとしては、噛む刺激が脳の中枢神経に伝達されています。

中枢神経が刺激を受けることで、満腹感を感じることができます。

つまり、よく噛まないで早食いすると、満腹感を得られずに過食に繋がってしまうのです。

肥満により、あごの下の部分に脂肪が蓄積すると、顎がたるんで見えたり、急激に体重が増えると二重あごになってしまうこともあるでしょう。

②睡眠不足

睡眠中は、体の新陳代謝が活発に動くときで、筋肉の修復や血流の巡りを良くします。

そのため、睡眠不足や質の悪い睡眠になると、むくみによって顎のたるみにも繋がります。

上記の生活習慣の乱れは、顎のたるみだけではなく、体の様々な部分に影響を与えるので注意が必要です。

無意識な癖やしぐさが顎のたるみに!原因を知って改善に

また、顎のたるみの原因には、生活の中で無意識にしている癖やしぐさも大きく関係しています。

では、その主な原因を2つ見ていきましょう。

①表情筋の衰え

無表情が多かったり、笑いジワを気にしていると、表情筋が衰えてしまいます。

表情筋の衰えやこり固まることは、血液の巡りを悪くさせ、余分な脂肪がつきやすい顔に繋がります。

食事でよく噛むことも同様で、日常的に表情筋を意識しながらほぐしていくことが大切です。

②猫背などの姿勢の悪さ

長時間のデスクワークやスマホいじりをしていると、無意識のうちに体が前傾姿勢なりがちです。

このような猫背は、皮膚や肉を顎まわりに集中させてしまい、顎のたるみに繋がってしまいます。

上記の2つは、無意識に起こってしまうことなので、普段から表情筋や姿勢を意識して、改善していきましょう。

顎のたるみを改善するには?その①よく噛んで食べる

では、顎のたるみの原因を踏まえた上で、その改善方法についてご説明していきましょう。

顎のたるみ対策にはいくつか方法がありますが、まずは「よく噛むこと」について見ていきます。

まず、顎の筋肉の衰えは、「咀嚼筋(そしゃくきん)」や「広頸筋(こうけいきん)」が弱ってしまうことで起こります。

「咀嚼筋」とは、物を噛むときに動く筋肉で、「広頸筋」は顎から胸へと伸びている筋肉です。

また、咀嚼筋には更に以下の4つの筋肉があります。

・咬筋:下顎の骨を上げて噛む

・側頭筋:下顎を上下や後ろに動かす

・外側翼突筋(がいそくよくとつきん):口を開ける

・内側翼突筋(ないそくよくとつきん):下顎を上下左右に動かす

これらの4つの筋肉が、強靭な咀嚼筋を構成しています。

よく噛んで食べることで、咀嚼筋と広頸筋が鍛えられ、顎のたるみを改善していきます。

また、しっかり噛むことで交感神経が活性化され、脂肪分解や代謝機能の促進にも繋がります。

食事の際、推奨されている咀嚼回数は、1口30回ほどとされています。

時間に余裕がなかったりすると、よく噛まずに早食いをしてしまいがちですが、できるだけよく噛んで食べるようにしましょう。

顎のたるみを改善するには?その②バランスのとれた食事

次に、顎のたるみの改善方法として、「バランスのとれた食事」についてご説明していきましょう。

顎のたるみには、余分な贅肉がそこに流れてしまう、肥満体系が関係している場合もあります。

まず、体が肥満気味であれば、乱れた食生活を改善する必要があります。

ダイエットで大切なことは、よく噛んで食べることを前提として、糖質や脂質、炭水化物の摂取を抑えながら、バランスの良い食事を心がけることです。

ただし、脂質や炭水化物の極端な制限や無摂取は、筋肉を減らし、脂肪を燃やす代謝機能を低下させてしまいます。

そのため、代謝に必要なたんぱく質を低カロリーで摂取することが大切です。

例えば、魚や肉、納豆、牛乳などを取り入れ、質の良い食事に改善していきましょう。

また、咀嚼回数や栄養バランスを整えるために、食物繊維の多い生野菜も積極的に摂取してください。

できるだけ食事の時間を長く作り、栄養バランスのとれた食事を心がけていきましょう。

顎のたるみを改善するには?その③質の良い睡眠

前述したように、顎のたるみには睡眠不足も大きく影響しています。

睡眠中には、脂肪を分解して代謝を促す「成長ホルモン」が盛んに分泌されます。

質の良い睡眠は、脂肪の消費を促しますが、その一方で、睡眠不足は脂肪の消費が減少します。

この消費されない脂肪が、体に蓄積されることで肥満体系を作っていくのです。

また、アメリカのカリフォルニア大学の研究によれば、睡眠不足の人は、高カロリーな食事が多くなるということが分かっています。

では、「質の良い睡眠」とはどのような睡眠でしょうか。

「質の良い睡眠」とは、睡眠のリズムを整えることにあります。

睡眠のリズムには、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、この2つを交互に繰り返しながら眠っています。

・レム睡眠:脳は起きていて体が眠っている

・ノンレム睡眠:脳も体も眠っている

これらのリズムが狂ってしまうと、寝起きが悪かったり、睡眠不足を招いてしまいます。

睡眠のリズムを整えるためには、「セロトニン」と「メラトニン」というホルモンが大きく関わっています。

日中に活動的に分泌される「セロトニン」に対し、入眠を促すのが「メラトニン」です。

この2つのホルモン分泌が円滑に循環することで、質の良い睡眠に繋がるのですが、その循環をより良くするには以下のポイントが重要です。

・7~8時間睡眠

・起床後に日の光を浴びる

・栄養バランスの整った食事

特に、日の光を浴びることでセロトニンが盛んに分泌され、メラトニンの分泌も促します。

仕事で忙しいとどうしても睡眠時間も削られますが、少なくとも6時間の睡眠を心がけ、睡眠のリズムを改善していきましょう。

リンパマッサージで顎のたるみを改善しよう

これまでに、顎のたるみを改善する方法についてご説明してきました。

ざっくりまとめてしまうと、顎のたるみの改善には、そのほとんどが生活習慣を見直すことにあります。

では、生活習慣の改善以外にも、たるみ解消のリンパマッサージをご紹介しましょう。

まず、リンパ液とは、水分やタンパク質などの老廃物を運ぶ液体組織で、血液と同様に体内を絶えず巡っています。

老廃物が溜まってしまうと、リンパ節で渋滞が生じてしまい、体のむくみに繋がります。

リンパマッサージすることで、血液の流れを円滑にし、老廃物が流れやすいように促します。

①顎周りのリンパを流す

手のひらを左右の頬に当て、そのまま耳方向に流したら、鎖骨に向けて下に滑らせます。

ゆっくり3回繰り返します。

②耳周りのリンパを流す

耳たぶの下にある、くぼんでいる部分を3秒間3セットで押します。

③リンパのつまりをほぐしていく

耳下から鎖骨のくぼみまで指を流し、4本の指で鎖骨を軽く押します。

1秒間を3セットで行ってください。

以上が顎周りのリンパマッサージです。

マッサージをする際は、顔の中心から外へ流すことを意識して行いましょう。

顎のたるみをなくすために

顎のたるみには、加齢以外にも無意識にしている生活習慣が大きく影響しています。

特に、よく噛まないで食べる早食いは、顎の筋肉を低下させるだけではなく、過食による肥満が顎のたるみを作ります。

全てを一気に改善していくことは難しいので、一つ一つを徐々に見直していくことが大切です。

ゆっくり確実に、顎のたるみを改善していきましょう。