出張が多いお仕事だと、マイ歯ブラシを携帯している方も多いと思います。
ホテルにもありますが、汚れをしっかりとかきだせるようなものはなかなか置いていませんよね。
また、会社でランチ後に必ず歯磨きをする方にとっても、歯ブラシの持ち運びで不衛生な状態にならないかという点は気になる所ではないでしょうか。
この記事では、歯ブラシを衛生的に保つ方法などをご紹介します。
口臭対策!歯ブラシを衛生的に
年齢を重ねると、口臭や体臭が気になり始めますよね。
職場でも責任あるポジションにつくと、周りの方もあまり教えてくれなくなりますから、自分でチェックすることが重要です。
口臭予防に、こまめに歯磨きをしている方も多いかもしれません。
歯ブラシの硬さや細さ、大きさの好みもありますから、マイ歯ブラシを携帯している方もいることでしょう。
しかし、持ち運びしているそのマイ歯ブラシの衛生状態をしっかり管理することができているでしょうか。
一度、歯ブラシのにおいをかいでみてください。
もしかすると、嫌なにおいが少しするかもしれません。
よくよく見ると、歯ブラシの毛の奥に、汚れが発見できた、なんてこともあるかもしれません。
買ったばかりの歯ブラシでも、使用状況や保管方法によっては、雑菌まみれになってしまっているのです。
使用後に「携帯用」として放置しておいた歯ブラシには、カビが繁殖してしまうこともあるかもしれません。
これでは、いくら歯磨きしても口内は清潔になるどころか、逆に汚してしまいます。
歯ブラシの衛生的な使い方、持ち運び方を学んでいきましょう。
歯ブラシを持ち運びする際の注意点
歯ブラシの不衛生な状態を引き起こす原因はいろいろなことがありますが、やはり「使用後の洗浄不足」という点が一番に挙げられます。
食べかすがはさまった状態や、泡が少し残ったような状態で適当に流していると、キャップをはめていなくても雑菌が繁殖しやすくなります。
また、コップに水を入れて、それですすいでいる方もいるようです。
これでは、汚れや菌が洗い流されないで歯ブラシにとどまるので不衛生です。
必ず流水で、はさまっているものや泡が残っていないか確認しながら、毎回しっかりと洗ってください。
そして、持ち運びで使うことの多いキャップをはめる時は、歯ブラシの水気をよく切って、できれば完全に乾いた状態で使用したいですね、
それが難しければ、歯ブラシをきれいなハンカチかティッシュなどでふいてから、しまうようにしましょう。
そのあとも、バッグに押し込んで運ぶのではなく、なるべく通気性のよい状態で運ぶようにするのがおすすめです。
口の空いているランチバッグなどがあるのなら、そちらに入れたほうがいいでしょう。
持ち運びの必需品!歯ブラシケースはどんなものが衛生的?
ここでは、歯ブラシを汚れから守り、持ち運びに使う歯ブラシケースについて考えてみましょう。
歯ブラシケースは、水気のある状態で入れると、その中はカビや雑菌の温床となってしまいます。
使用後に歯ブラシをふくことはもちろん、通気性のよい歯ブラシケースを使うのも衛生面では大切なポイントです。
通気性を確保する穴があいた歯ブラシキャップだけでなく、ケースにも隙間や穴があいたタイプがありますので、そうしたケースを選びましょう。
ポーチや上部の蓋が開閉するものよりは、印鑑ケースのようにぱっかりと大きく開くタイプのほうが乾きやすく洗いやすいのは確かです。
こまめに洗って、除菌することも大切ですね。
また、歯ブラシケースとキャップ、歯ブラシのセットをいくつか持っておくのもいいでしょう。
汚れたと思ったらすぐに交換できますし、自宅に帰った際によく洗って乾かしておくものと、持ち運びするものとローテーションさせることで、どちらも清潔な状態で使えます。
衛生的でおすすめな歯ブラシケース
それでは、歯ブラシの持ち運びにおすすめな、歯ブラシケースをご紹介します。
すべて300円前後で買える商品です。
●エビス くりたん ハブラシケース
歯ブラシ一つ分のサイズの小さいケースですが、換気できる穴がついていて、おしゃれで衛生的に持ち運びできます。
換気の穴がスマイルマークになっているポップな歯ブラシケースで、女性から「可愛い!」と褒められるかもしれませんよ。
ただ、夏場などは汚れが溜まりやすいですし、洗いにくい形(細長い筒形で真ん中で開く形)なので、夏場は薄めた除菌液に浸したり、除菌スプレーをして隅々まで洗ったり、少し手間がかかるかもしれません。
●ピュオーラ オフィス&トラベルセット
立たせて置くこともできますし、空気が通る穴も多いのでにおい対策にもおすすめです。
出張先や会社などで歯ブラシを置いておける場所がある場合、立てて置くと場所をとらないので意外と便利です。
持ち運びにも自宅用にも!歯ブラシ除菌アイテム
歯ブラシを衛生的に持ち運びするときに便利なアイテムとして、「携帯用歯ブラシ除菌器」というものがあります。
楕円形のコンパクトなサイズで、歯ブラシを入れてカバーを閉じると紫外線によって自動で除菌してくれます。
電源OFFも自動なので手間いらず。
歯ブラシの水気が残った状態でしまっても、これなら安心です。
歯ブラシケースとして売っているものもありますね。
また、こちらは持ち運びは難しいのですが、ファミリーサイズの除菌器もあります。
歯ブラシを何本も一度に除菌できるので、ご家族みんなの歯ブラシを清潔な状態に保てます。
出張から帰ったら入れて置けば、きれいな状態で気持ち良く使うことができますね。
さらに、歯ブラシ除菌スプレー、という商品にも注目です。
こちらは、その名の通り歯ブラシに除菌液をスプレーして雑菌の繁殖を予防するもので、歯ブラシ以外にも歯間ブラシや舌ブラシに使えます。
歯ブラシの衛生状態が気になる方は、こうしたアイテムの購入も考えてみてください。
歯ブラシの置き場所、置き方に注意
歯ブラシの持ち運び時の衛生状態などを考えてきましたが、もちろんご家庭に置いて使用している歯ブラシの場合でも、清潔な状態にしておくことは大切です。
家族みんなで同じコップや歯ブラシスタンドの中に入れているご家庭も多いと思いますが、これはあまりおすすめできません。
特に、小さなお子さんとは分けて置いたほうが、歯周病菌や虫歯菌をうつしません。
また、何らかのウイルスに誰か一人が感染した場合、これでうつってしまうこともあります。
できれば、それぞれ別の歯ブラシスタンド、コップを使用したほうがいいですね。
さらに、歯ブラシスタンドやコップはこまめに洗って水気もその都度切り、定期的に除菌しましょう。
特に夏場は、底の方にカビが繁殖しやすく、不衛生な状態になりがちです。
そして、もしもご自宅がお風呂・洗面台・トイレが一緒になっている場合で、その空間にいつも歯ブラシを置いているような方は、置き場所を変えた方がいいかもしれません。
トイレにはいろいろな菌が集まりやすく、空気中にも少し浮遊してしまっています。
歯ブラシにそうした菌がつき、それで歯を磨いているなんてゾッとしますよね。
トイレと同じ空間に歯ブラシは置かないようにしましょう。
歯ブラシはきれいに保とう
歯ブラシは、使ったら水気をしっかりときってキャップをはめたり、歯ブラシケースに入れる場合はよくふきとり、通気性のいい状態で持ち運びましょう。
また、自宅での保管場所にも注意してください。
そして、歯ブラシ自体もこまめに買い替えましょう。
いつでもきれいな歯ブラシで気持ち良く歯磨きして、口臭の予防もしていきたいですね。