髭剃りに使用する道具について、カミソリ派とシェーバー派に分かれると思いますが、どちらも髭を剃る上で刃の劣化は防ぐことができません。
各種メーカーごとに推奨する刃の交換時期が定められていると思いますが、「まだ使えるから」という理由で交換時期を過ぎても使用し続けていませんか?
ここでは、劣化した刃が与えるダメージや、刃の交換時期を見極める方法についてご紹介していきます。
髭剃り後に肌が痛む!これって刃が寿命?
髭剃りに使用するカミソリは、メーカーごとに刃の交換時期が記載されていると思います。
ですが、この交換時期を過ぎたまま使用し続けると、どのような問題が起こるのでしょうか。
●肌が荒れる
基本的に、寿命を迎えた刃を使用し続けると、肌荒れの原因になります。
カミソリやシェーバーの刃は、使用するごとに消耗するものであり劣化は避けられません。
交換時期を過ぎた刃は、当然剃り味が悪くなります。
剃り味が悪いと、どうしても髭を剃るときに力をこめて剃ってしまいがちになります。
そうすると、肌へのダメージも深くなるため、肌荒れを引き起こす原因になってしまうのです。
特にシェーバーに比べてカミソリの場合、肌に直接刃が当たるため、ダイレクトに肌を傷つけてしまいます。
また、使い古したカミソリやシェーバーの刃には雑菌がたくさん繁殖していることもあり、その雑菌が傷口に侵入し炎症を起こすので、赤みやボツボツなどの肌荒れのリスクを上げる恐れがあるのです。
髭剃りに使うカミソリの刃の交換時期っていつ?
先ほどお伝えしたように、カミソリの交換時期を過ぎたまま使用し続けると、肌荒れなどのトラブルを引き起こす原因になります。
ですから、交換時期はしっかりと守る必要があります。
メーカーによって交換時期は異なりますが、大体T字カミソリの場合は約2週間、最低でも1ヶ月に1回は交換が必要といわれています。
髭というものは、思っている以上に硬い物質であるので、2週間も髭剃りに使用し続ければ刃も傷んできます。
またカミソリの場合、保管方法によっては寿命が更に短くなることがあります。
特に浴室などの湿気が多い場所で保管されている場合、刃の劣化が進んでいる可能性が考えられます。
そのような場合は、2週間たたずとも交換する必要が出てくることもあります。
また、この2週間という目安は、髭剃りを1日1回と考えた時の目安です。
つまり、1日1回髭を剃る人の場合、カミソリは14回使ったら交換時期がくるということになります。
このように、髭剃りに使用するカミソリの交換時期は意外にも短いということが分かりました。
では、交換時期を見極める方法は他にどんなものがあるのでしょうか。
カミソリの刃の交換時期を見極める方法
T字カミソリの場合、約2週間を目安に交換する必要があります。
ただし、保管状況や使用状況によっては2週間たたずとも交換が必要なケースもあります。
ここでは、交換時期を見極める方法についてご紹介していきます。
●刃の状態を見る
髭を剃る際に、「剃り残しが多くなった」「髭剃りのときにつっかかる」「剃り味が悪くなった」と感じた場合は、交換時期であるといえます。
カミソリの場合、多少剃り味が悪くても強く当てれば髭は剃れてしまいますが、力を入れて剃ることは肌にダメージを与えることになりますので注意してください。
また、床に落としたりして刃が欠けてしまった場合も、交換するようにしましょう。
●刃から臭いがする
カミソリの刃から臭いがする場合、細菌が増殖している可能性が高いです。
いくら新品のカミソリでも、一度使えば肌表面の皮膜が付着してしまうことになりますので、皮膜が蓄積するとそれをエサとする菌が繁殖して臭いを発生させます。
このような状態になると不衛生ですし、肌荒れの原因にもなりますから、臭いがしたら交換時期と考えてよいでしょう。
●サビがある
カミソリの刃にサビがある場合はすぐに交換しましょう。
サビが発生すると歯の切れ味は格段に落ちてしまうため、そのまま使用し続けると肌へ過大なるダメージを与えてしまうことになります。
刃のサビは発見しやすいので、もしサビが確認できたら即座に交換してください。
カミソリの刃の交換時期を延ばす髭剃りの方法
カミソリの刃は消耗品になりますが、剃る前にあるものを使用するだけで交換時期を延ばすことができます。
そのあるものとは、「シェービング剤」です。
何も塗らない状態で髭を剃ると、刃に負担をかかり、さらに肌は傷つきやすくなります。
しかし、髭剃り前にシェービング剤を使用することで、髭が柔らかくなりカミソリの刃の負担を減らすことができるのです。
またそれだけでなく、シェービング剤が潤滑油代わりとなり滑らかに剃れるようになります。
そのため、より少ない力で剃ることができ、肌への負担も軽減する効果があるのです。
このようにシェービング剤は、カミソリの寿命を延ばすだけでなく、肌への負担も軽減してくれるうれしい効果があります。
髭剃りを行う際には、必ずシェービング剤を使用するようにしましょう。
カミソリの刃の交換時期を延ばすお手入れと保管方法
T字カミソリの多くは複数の刃を重ね合わせて作られていますから、刃のすきまに汚れが溜まりやすく、その上刃を研ぐこともなかなか難しいですよね。
そのため、一度使用したらそのあとはどんどん劣化が進んでいくことになります。
しかし、お手入れと保管方法を少し工夫するだけで刃の交換時期をぐっと延ばすことができます。
ここでは、お手入れ方法と保管方法についてご紹介していきます。
●刃についた汚れを取り除く
髭剃りを行ったあと、カミソリの刃には皮膚などの汚れが付着しています。
これらの汚れはすぐに拭き取りましょう。
●水分を取り除く
髭剃りをしたあと、カミソリを水洗いしている方も多いと思います。
水洗いしたあと濡れたままの状態で保管すると、刃の劣化を進めてしまうことになります。
水洗いしたあとはしっかりと水気を拭き取り、できればドライヤーで乾かしてください。
また、カミソリを浴室や洗面台付近に保管している方も多いと思いますが、湿気が多い場所や水が跳ねるような場所に保管していると刃のサビの原因となり劣化も進みやすくなります。
このような場所の保管は避け、なるべく風通しのよい窓際などに立てかけるようにして保管してください。
カミソリの寿命を劇的に延ばす「カミソリ刃クリーナー」
髭剃りに使用するカミソリの替え刃は、意外にもコスパが悪いと感じたことありませんか?
ましてや2週間に一度交換する必要があるとすると、メーカーによっては毎月1,000円ほどの金額がかかることが想定されます。
そこで、おすすめしたい商品があります。
それは「Cannelle カミソリ刃クリーナー」です。
こちらの商品は、カミソリの刃を熱可塑性エラストマーでできたクリーナー本体で洗浄・研磨することによって、カミソリの切れ味を長持ちさせるという商品です。
商品の説明には「カミソリの刃を3~5倍長持ちさせる」とあり、「切れ味が復活した」という声も多々あります。
使い方も非常に簡単で、シェービング剤を本体に塗り、剃る方向と逆方向に数回押し当てるだけです。
また、ほぼ全てのブランドのカミソリに対応していますので、メーカーの選択肢が狭まる心配もありません。
ただし、交換時期については難しいところでもありますので、見極める方法としては最初にお伝えした、「剃り味・臭い・サビ」などで見極めるとよいでしょう。
ネットでは、参考価格¥1,580~で販売しており、替え刃を何度も交換する必要がなくなることを考えれば、断然お得な商品といえます。
カミソリの交換時期を見極める
交換時期を過ぎたままカミソリを使用していると、肌荒れなどのトラブルに発展する可能性があります。
そのため、カミソリの交換時期がきたら、すぐに刃を交換するようにしましょう。
刃の寿命は保管方法やお手入れによって延ばすことも可能ですので、できる限り正しい方法でお手入れと保管を行ってください。