鼻毛のお手入れの方法は幅広いですが、ふとした瞬間に鼻毛が見えてしまうのが嫌だからと、あまりにも切りすぎてしまうのは厳禁なのでやめましょう。
人によっては、鼻水がひどくなる・風邪などの症状を招く・ドライノーズにまで発展するなど、リスクがつきものです。
では、どうして鼻毛を切りすぎると鼻水がひどくなるのか、またドライノーズの症状や疑われる場合の対処法などをみていきましょう。
少しの飛び出しが身だしなみの妨げに!?そんな鼻毛にも役割がある!
「ふとした瞬間に鼻毛が出てしまわないか心配…」、そう感じている男性の方は、定期的に鼻毛のお手入れを行っていますよね。
もちろん、いまや鼻毛処理はエチケットのひとつだといっても過言ではないため、きちんとお手入れを行うことは続けてほしいのです。
しかし、ここで注意してほしいのが「鼻毛の切りすぎ」です。
鼻毛が見えてしまうことを避けたくて処理をしていることでしょうから「鼻毛を切りすぎただけで何か問題でもあるの?」と思ってしまうのも無理はありません。
しかし、厄介者扱いをされがちな鼻毛にもしっかりとした機能が備わっています。
では、仮に鼻毛を切りすぎてしまった場合にはどのようなリスクが発生してしまうのか考えてみましょう。
まず挙げたいことは、「異物が鼻の中に入り込む確率を上げる」ということですね。
鼻毛が存在している場合には、異物が身体に入り込むのをブロックするという大事な働きをしてくれます。
ここでいう異物はさまざまですがゴミや細菌などが代表的なものでしょう。
当然、ブロック機能として作用してくれる鼻毛が存在していないと、これらの異物が体内に入り込んでしまう確率が高まり、追い出そうとして鼻水が出てくることが多くなるでしょう。
もちろん、風邪などの症状も現れやすくなるので要注意ですね。
鼻毛の切りすぎは絶対ダメ!鼻水がひどくなるかも
先ほど挙げたように、鼻毛をあまりにも切りすぎた場合には入り込んだ異物を追い出すために鼻水が出てくることが多くなるのです。
もちろん、花粉症の男性の方が花粉を吸ってしまったら状態が酷くなる恐れも出てきてしまいますよ。
そして、他にも、鼻毛を切りすぎてはいけない理由があります。
それは、「鼻の中が乾燥状態になりやすくなってしまう」ということです。
鼻毛の働きとして、鼻の中の湿度や温度をちょうど良くすることもあると考えられています。
つまり、鼻の中の環境を最適な状態にキープしてくれるのが鼻毛だといっても良いのです。
ですから、そのような作用を兼ね備えている鼻毛が存在しない場合には、どうしても鼻の中が乾燥状態になりやすい傾向にあります。
もし仮に鼻の中が乾燥状態へとなってしまった場合には、鼻水が出る・痒くなる・鼻づまりが引き起こされるなど困った事態を引き起こしかねません。
鼻水がひどいのは嫌!鼻毛の切りすぎを防ぐ!
鼻の穴から鼻毛が露出してしまうという非常事態は、絶対に防ぎたいですよね。
上記でお話ししたように、鼻毛は鼻の中や身体の健康状態を保持するために必要なものですから、むやみやたらに鼻毛を切りすぎてしまうのはリスクが大きいといえます。
鼻水が止まらなくなったり、風邪などの症状を招いたり、痒みや鼻づまりのもとを作ってしまいかねませんから、あくまで「適度な」お手入れが求められています。
では、どのくらいの鼻毛を切るのが最適だと考えられているのかというと、「鼻の穴の入り口付近のみ」を目安にしておくのが良いのです。
要は、鼻毛が穴から見えなければよいわけですから、この程度のお手入れで十分なのですね。
鼻の奥のほうまで、ハサミやシェーバーなどを入れこむようなことは決してしないように肝に銘じてくださいね。
鼻毛の状態は人それぞれ!注意してお手入れを!
「鼻毛」と一言で表現していましたが、もちろん鼻毛の量や太さ、長さなどは人それぞれ違いがありますよね。
もともと鼻毛の量が少ない男性や長さがあまりない男性は、その分鼻毛のお手入れの楽さも変わりますからラッキーな感じもします。
頻繁に鼻毛のお手入れを行っている男性は自分の鼻毛の状態を熟知しているかもしれませんが、そうでない場合にはなかなかそれを知る機会も少ないかと思います。
次回の鼻毛のお手入れを施す際に確認してみてほしいのですが、「比較的鼻毛が長いように見えるな」という男性は、特に鼻毛を切りすぎてしまいがちですから注意を払いましょう。
例えば、よく外出する男性・外で仕事を行う男性・都会などの栄えている場所にお住いの男性・中年男性などはこの傾向が高いことが分かっています。
このような男性の方は、環境に適応するために鼻毛の育成を促すのです。
汚れている外気にふれることが多い場合には、鼻の中や身体をガードするために鼻毛が働きます。
ですから、鼻毛の長さが気になるからとついつい切りすぎてしまうと、鼻水が出続けてしまうケースも否めませんから、慎重な対応が大切となってきますよ。
鼻毛を間違えて切りすぎた!ドライノーズの発症を招くかも
上記でもお伝えしたように、鼻の健康と機能保持のために鼻毛のお手入れは「鼻の穴から入り口付近のみ」を行うのが鉄則です。
しかし、いくら意識していたとしてもときにはついつい鼻毛を切りすぎてしまうという事態になってしまう男性も少なからずいるのかもしれません。
鼻毛を切りすぎて鼻水が出てしまう程度でおさまるのではなく、ドライノーズの発症を招いてしまう恐れもありますから気をつけましょう。
ちょっとでも、いつもよりも鼻毛を切りすぎてしまったという自覚があれば、ドライノーズにまで発展させないためにも何らかの対策を施しておくと安心感が高まります。
では、そのドライノーズとはどういったものなのかといいますと、人によって感じ方は個人差がありますが、鼻の乾燥・腫れ・赤み・鼻づまり・鼻血などの症状が現れてしまうことです。
そして、なかには鼻の乾燥が原因で喉にも違和感が現れてしまう方もいるようですよ。
その理由としては、鼻の湿度が低いと乾いた状態の空気が喉を通るからだと考えられています。
そこで、次項では鼻毛を切りすぎてドライノーズが疑われる場合に自力で行える対処法をご紹介していきます。
鼻毛を切りすぎたときはどんな対処を行うべきか
私たちにとって鼻毛というのは不要なものではなく、逆に必要なものですから、ある程度は残しておくことが肝心なのです。
間違って鼻毛を切りすぎてしまった場合には、鼻水が出てしまうだけにとどまらずドライノーズのもととなってしまう確率を上げてしまうことは念頭に置いておきましょう。
では、間違えて鼻毛を切りすぎてしまった場合の対処の仕方を確認しておきましょう。
一番安心感が高いのはやはり病院で専門家に診察してもらうことですが、ここでは自分で行える対処について考えてみます。
鼻毛を切りすぎて鼻の乾燥が気になる場合には、優先するべきなのは保湿ケアを施すということですね。
例えば、加湿器をお持ちの男性は加湿器を有効活用して、鼻の中に潤いをプラスしてあげることが鉄則です。
もし、加湿器をお持ちでなく購入予定もないのであれば、気軽にゲット可能なマスクをつけてみるのもひとつの手段ですよ。
さまざまなメーカーからマスクが販売されているのですが、今回おすすめなのが保湿効果が期待できる商品です。
寝る前にかけるマスクなどは特に画期的で、保湿ケアに良い印象を受けますよ。
鼻毛は鼻の穴から見えない程度に切れば問題なし!
鼻毛が露出してしまうような事態は避けたいという男性がほとんどでしょう。
ですが、過度に鼻毛を切りすぎてしまうと鼻水や風邪、痒み、鼻づまり、ドライノーズの引き金ともなりかねませんので、鼻の奥のほうまでハサミを入れるのは控えてくださいね。
鼻の穴の入り口付近のみのお手入れで十分問題ないのです。
もし、誤って鼻毛を切りすぎたら保湿ケアを施したり、場合によっては病院へ出向くのが良いでしょう。